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翁長雄志知事の沖縄県職員向け年頭あいさつ【全文】

  • 2016年1月4日
  • 10:23
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職員向けに年頭のあいさつをする翁長雄志知事=4日午前、県庁
職員向けに年頭のあいさつをする翁長雄志知事=4日午前、県庁

ハイサイ、ぐすーよー、いい正月でーびる。

職員のみなさまには、ご家族ともども輝かしい新春を迎え、ますますご健勝のこととお喜びを申し上げます。

県知事就任から1年がたち、改めて県民の熱い思いや県政を預かる重責に身の引き締まる思いでございます。

振り返ると、多くの時間を基地問題に費やした1年でありました。

その中でも、経済問題や教育、福祉、保健医療などのさまざまな課題に並行して取り組むことができました。

これもひとえに職員の皆様方が、継続性を持って県政を支えたことによるものであり、大変感謝を申し上げたいと思います。

米軍基地の問題は沖縄県の宿命的な課題であります。私は昨年1年間、県民との公約を守り渾身の限りを尽くして普天間基地の県外移設、新辺野古基地を絶対に造らせないとの立場で全力を尽くして参りました。

いわく、日本の安全保障は日本国民全体で考え、負担をしてもらいたい。0.6%の面積に73・8%の米軍基地は、いくらなんでも理不尽である。米軍基地は沖縄経済発展の最大の阻害要因である。米軍基地のこれまでの経緯、今日までの現状はまさしく沖縄県民の自由、平等、人権、自己決定権への侵害であり日本国の民主主義、地方自治の在り方を問うものであります。

私たち責任世代が、このことに屈することなく立ち向かっていく後ろ姿を子どもたちにみせることによって、子どもたちは子どもたちなりの判断をして、自信と勇気と誇りを持って生きていくと信じます。

それこそが長い目で見れば、沖縄の未来を切り開く力になるのだと思います。

今年度は、沖縄21世紀ビジョンで描いた5つの将来像の実現に向けて策定した沖縄21世紀ビジョン基本計画の中間地点となる重要な年であります。これまでの成果を検証し、残された課題への対応などを総括し、後期5年に向けて沖縄振興に強力に推進をしてまいります。

沖縄県経済の振興について沖縄県がもつ自然、歴史、伝統、文化というソフトパワーが成長するアジアのダイナミズムをしっかり受け止め、日本経済のフロントランナーとして日本とアジアのかけ橋となるべく、私は昨年、中国や台湾、香港、シンガポールを訪問し、これら訪問国と本県との経済交流の重要性を訴えてきたところであります。

昨年9月に公表された沖縄県アジア経済戦略構想の実現に向けて、今後は推進計画の策定などにより、具体的な施策を実施し、本県の自立型経済の構築を加速させていきたいと思っております。

ハワイとの交流についても、沖縄ハワイ姉妹提携30周年記念式典へ出席するため、ハワイを訪問し、意見交換を行うことで経済、文化、学術における相互交流の重要性を改めて認識することができました。

ことし開催される第6回世界ウチナーンチュ大会においては、世界に広がる移民の皆さま方を中心とした40万人のウチナーンチュとの連帯感と、今後の沖縄の将来の可能性にダイヤモンドのように輝く離島の力とあいまって、沖縄のソフトパワーで未来を開いていくことが重要であります。

沖縄経済のリーディング産業であり、継続的に持続的な発展をしている観光産業のあらゆる課題に対する取り組み、国際物流拠点の形成に不可欠な空港、港湾施設、国際IT拠点の形成に必要な海底ケーブルや航空関連産業クラスターの形成、新たな公共交通システムの導入、国際医療拠点の形成、大型MICE施設の整備、那覇空港第二滑走路の整備、沖縄科学技術大学院大学を核とした知的産業クラスターの整備など、未来の沖縄を信じ、子や孫にしっかりと引き継ぐべく、みんなで頑張っていきたいと思います。

また雇用情勢の着実な改善等、経済が力強さを増していく中で、経済成長の果実が行き届いていない分野があります。

すべての人が安心して豊かに暮すことができる社会の実現に向けて、県民所得の向上、雇用の質の向上、子どもの貧困、待機児童への対応等、特に子どもの貧困への対応は性根を据えて力を尽くしていきたいと思っています。

昨年は全国学力学習状況調査において小学校が24位から20位へとさらに順位を上げて、中学校も課題の改善が進み、今後も全体的な学力向上の進展に向けて取り組んでまいります。

ほかにもたくさんの課題がありますが、そうした中でもピンチをチャンスに変えるような、常に力強い柔軟な発想でともに取り組んでいこうではありませんか。

職員のみなさまには、基地問題で翻弄された1年だったにもかかわらず、継続性をもって冷静に各部局長を中心に県政を支えていただき、バランスのとれた県政運営ができましたことを大変感謝をしております。

県の施策を具体化していくには、職員がその持てる力をすべて使って、全庁的に取り組んでいく必要があります。職員の皆さまには、県庁が沖縄をリードしていくとの気概をもち、県民のために何ができるかということを常に考えてもらいたいと思いますし、各部各課の枠組みにとらわれず、県政の課題や問題点を共有し、積極的に議論をするような意識と、県風土の改革にも取り組んでもらいたいと思います。

昨年1年間の職員の奮闘、努力に接し、間違いなく職員の皆さまが県民の先頭に立って、頑張っていくものだと信じております。

新たな1年も健康に留意をされ、各部局長を中心に県民全体の奉仕者として、責務を全うし、幅広い視点で県民の期待に応えるようお願いをいたします。

本年が県民のみなさまにとって、そして沖縄県にとって、そして職員のみなさまにとって良い年になるようお祈りをし、ご家族の皆様方のご健勝とご多幸を祈念申し上げ、年頭のごあいさつといたします。

ゆたさるぐとぅうにげーさびら。いっぺーにふぇーでーびる。たんでぃがたんでぃ。しかいとぅみーふぁいゆ。


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