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宅地からダイオキシン、元は米軍ごみ捨て場 沖縄県北谷町

  • 2015年11月12日
  • 05:42
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基準値越えのダイオキシンが確認された宅地のある上勢頭第二土地区画
基準値越えのダイオキシンが確認された宅地のある上勢頭第二土地区画

 米軍跡地の北谷町上勢頭の宅地の地中から、米軍が廃棄したとみられるコンクリート片や木片などの生活ごみが見つかり、沖縄防衛局の調査で、環境基準値の1・8倍に相当する有害物質のダイオキシン類が検出されていたことが11日、分かった。一帯は返還前、米軍がごみ捨て場として使用。同局は「人体への影響はない」としているが、町は範囲の確認や周辺住民への説明を求める方針。

 地主から要請を受けた沖縄防衛局が5月ごろから調査を始め、11月11日、地主の代理人と町に説明した。

 関係者によると、ダイオキシン類が検出されたのは、地下5・7メートルの土壌。調査した2カ所のうち1カ所で、環境基準値の1・8倍に相当する1グラム当たり1800ピコグラムの濃度を検出した。そのほかの有害物質は確認されていないという。

 宅地は、1996年に返された米軍嘉手納基地の一部の地区にある。地主は2009年、町から宅地を購入。12年ごろの掘削調査で「吐き気を催すほどの異臭」がしたため、建設工事を中断。地中から生活ごみが発見された。

 この地区の大半はもともと町有地。返還後、町は「上勢頭第二土地区画整理事業」として整備。宅地造成や道路拡張など町の公共事業で、立ち退きが必要となった住民に、代替地として等価交換(売買)してきた。

 同町の野国昌春町長は「米軍に起因する蓋然(がいぜん)性が高い問題。返還から19年たつが、原状回復はきちんとしてほしい。県や専門家の意見を聞きながら、地権者の不利にならない対応をしたい」と話した。


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