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事故死した母ウミガメの「忘れ形見」 体内から取り出した卵ふ化

  • 2015年10月14日
  • 11:25
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死んだ母ガメの体内から取り出された卵からふ化する子ガメ=13日(沖縄美ら島財団提供)
死んだ母ガメの体内から取り出された卵からふ化する子ガメ=13日(沖縄美ら島財団提供)

 【北部】8月に沖縄県大宜味村の国道58号で車にひかれて死んだアオウミガメの体内から80個の卵が取り出され、このうち16個が人工ふ化した。沖縄美ら島財団(本部町)が13日、発表した。14日夜、事故現場に近い喜如嘉の浜で放流する。

 事故翌日の8月17日、財団の総合研究センターがカメを解剖し、卵を取り出した。卵を温めるふ卵器に入れ、54日後の今月10日からふ化が始まった。ふ化は今後も続く見込みだが、80個のうち、半数ほどは失敗した。

 センターの河津勲博士は「事故の衝撃もあっただろう。死んだ母ガメの卵がふ化した事例は世界的にも確認されていない」と説明する。母ガメの「忘れ形見」の誕生に「とても喜ばしいが、今後はこのような悲劇が起きないように、各地で道路と砂浜を遮る必要がある」と話した。


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