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沖縄の基地問題を発信するユーチューバー デマに衝撃、動画で解説

  • 2019年2月12日
  • 06:00
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幻想のメディア SNSの民主主義(12)第1部 何が起こったか





 SNS上で多くのフェイクニュースが飛び交った2018年の県知事選。その教訓を生かした動きが県内で広がっている。





 名護市在住の多嘉山侑三さん(34)=自営業=は、県知事選投開票日の約1カ月後に動画投稿サイト「ユーチューブ」で動画チャンネルを開設。辺野古新基地建設や県民投票などに関する情報を積極的に発信している。動画チャンネル名は「うちなーありんくりんTV」。10日現在、12本の動画をアップ。総再生回数は7万回を超え、チャンネル登録ユーザーも2千人以上に上る。





 多嘉山さんは糸満市出身。妻の地元の名護市に17年から住んでいる。翌年2月に名護市長選を経験。SNS上で数多くのデマや中傷が書き込まれているのに衝撃を受けた。「誤った情報に影響されている人が大勢いた」





 県民の一人として、事実を、責任を持って発信しなければいけないと感じた。それまで匿名にしていたツイッターのアカウント名を本名に変え、アイコンもイラストから顔写真に変更。県知事選や那覇市長選では、各候補者の政策比較などをツイッター上に投稿し、拡散された。





 「ユーチューバーやってみたら?」。知り合いに提案されたのはそんなときだ。ツイートだけでなく、動画を通して事実に基づいた議論の基盤ができればという思いで制作し始めた。





 動画は15分前後。普天間飛行場の歴史や海兵隊の軍事的役割などを解説し、辺野古新基地建設について「日本全体で考えてほしい」と呼び掛ける。





 動画を作成する際には、県や防衛省などのホームページで公開されている誰でもアクセス可能な1次情報を活用。経営する音楽教室の仕事の傍ら、自宅で撮影・編集し、1本の動画を作るのに2週間ほどかける。





 〈こんな動画を待っていた!〉〈分かりやすい!〉





 好意的なコメントの一方、否定的な意見も少なくない。家族からは仕事への影響を懸念する声も上がったという。





 それでも、多嘉山さんは特に10~30代の若年層に基地問題について考えるきっかけづくりのために、動画をこれからも作り続けたいと話す。「正確な情報を主体的に学び、納得のいく判断ができる人が少しでも増えればうれしい」。SNSが沖縄の今後の方向を支えるツールになると信じている。(「幻想のメディア」取材班)





 





 


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