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自宅周辺に紙おむつ、空き缶のごみ…沖縄の“パワースポット”、マナーの悪さから立ち入り禁止1年以上 

  • 2018年11月22日
  • 08:11
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立ち入り禁止が続く備瀬のワルミへの入り口。私有地を持つ住民の了解を得てオブジェのようなものが置かれていた=10月29日、本部町備瀬
立ち入り禁止が続く備瀬のワルミへの入り口。私有地を持つ住民の了解を得てオブジェのようなものが置かれていた=10月29日、本部町備瀬

 テレビ番組やSNSでパワースポットとして取り上げられ観光名所となった本部町の「備瀬のワルミ」。観光客のマナーの悪さが問題となり、昨年7月から、ワルミに続く唯一の道を地主が立ち入り禁止にした。一方、立ち入り禁止から1年以上がたち、ワルミを観光資源として生かしたいという声も上がる。備瀬区は、本部町と協力して駐車場を整備するなどし、立ち入り禁止解除への理解を求めていきたい考えだ。(北部報道部・城間陽介)





 





苦渋の決断





 今年10月29日、備瀬のワルミは閑散としていた。入り口付近には有刺鉄線が張られている。立ち入り禁止は、観光客の急増によってごみのポイ捨てや乱雑な駐車、私有地への無断侵入などに頭を悩ませた付近住民が下した苦渋の決断だった。





 備瀬区によると、ワルミ入り口の近くに住むのは10世帯約20人。その一人、80代の女性は「家の前の道は狭いのにレンタカーがあまりに多くて困った。スピードを落とさずに走り、畑に行くのにもひやひや。今の方が静かでいい」と話す。自宅周辺には紙おむつや空き缶など観光客が捨てたとみられるごみが散乱し、夫と2人で拾ったりもしたという。





 ワルミ近くでペンションを営み、立ち入り禁止に賛成する熊本やすみさん(60)は「開けるためには観光客のマナー問題や、ワルミの管理体制を考えないといけない」と強調する。





 備瀬区は、ワルミと合わせて区内の観光名所フクギ並木エリアの二つを区の観光資源として生かしたい考えだ。並木エリアの民宿で働く70代女性は、ワルミの立ち入り禁止による宿泊客への影響は今のところないとしながらも、「早く解除してほしい」と話す。





 区は、ワルミ入り口から徒歩5分圏内に駐車場を設け、料金徴収も検討している。兼次静夫区長は「駐車場やトイレ、管理棟を整備し、全体のルール作りをしていく」と話す。備瀬区から早期整備の要請を受けた町商工観光課は「予算面の調整をしつつ、管理体制をどうするか区と協議を進めていきたい」とした。





 





「斎場御嶽」





 観光客の増加によって近隣住民の生活に影響が出た問題は、南城市知念の世界遺産「斎場御嶽」でも起きている。市によると1日1500~2千人の観光客が訪れ、付近住民の生活道路が混雑、苦情が相次いだ。





 しかしこうした苦情は2013年度、それまで40~50台ほどだった駐車スペースを閉鎖し、少し離れた所に約150台分の駐車場を新たに確保して以降ほぼ解消されたという。ほかにも近隣住民と連携した案内ガイドや巡回パトロール、観光客へのマナーアップビデオの視聴義務付け、休園日の設定など対策に乗り出している。





 斎場御嶽の管理運営は市が市観光協会に委託している。市観光商工課の担当者は「大勢の観光客がやってくるという前提で仕組みをつくれば地域も恩恵にあずかれる」とし、「管理運営をどこが担うかが大きなポイント」と指摘した。


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