福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

「慰霊の日」報道 全国紙との差に驚き 沖縄の児童が読み比べ

  • 2018年7月8日
  • 09:13
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア
  • 0
「沖縄全戦没者追悼式」を報じる全国紙の1面を読む児童たち=3日、沖縄市立比屋根小学校
「沖縄全戦没者追悼式」を報じる全国紙の1面を読む児童たち=3日、沖縄市立比屋根小学校

 6月23日の「慰霊の日」翌日の沖縄県内紙と全国紙を読み比べる授業が3日、沖縄市の比屋根小学校(志堅原敦彦校長)であった。6年3組の児童31人が、24日付の沖縄タイムス、琉球新報、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞を読み、沖縄戦や糸満市であった追悼式に関する記事の分量、扱い、内容の違いを分析。その背景を考え、戦争の起こらない社会の構築に向けて自分にできることは何かについて考えた。





 児童たちは複数のグループに分かれ、各紙の慰霊の日関連の記事の本数を数えた。児童たちの調べでは、県内紙がいずれも40本以上あったのに対し、全国紙は5~6本。一方で、全5紙が、最も伝えたい記事を載せる1面で報道していたことも分かった。





 全国紙を読んだグループは、1面の記事が「ひめゆりの塔の前で手を合わせる人たちの写真なのに、見出しは『辺野古移設』について書いている」と気付き、「写真と見出しが合っていないんじゃない?」「伝えたいことは何だろう」と議論した。





 県内紙を読んだグループは「73年たった今も忘れられない悲惨な戦争」「恒久平和を願う人々の様子」を読み取り、記事の本数や扱いだけでなく、内容にも違いがあることに気付いた。





 「(全国紙と県内紙の)記事の量の違いにびっくりした」という嘉数太一君(12)は「20万人以上の人が亡くなった悲惨な戦争は二度と起こらないでほしい。県外の人も含めて、みんなで平和について考えることができればいい」と感想を述べた。





 友利玲音さん(11)は「沖縄戦を学べる資料館に、観光客がもっと来てほしい」と提案した。6月28日、平和学習で糸満市の平和祈念資料館を訪れた児童たちは、観光客が談笑しながら館内を回っている様子に気付いたという。





 担任の仲村拓磨教諭(31)が「なぜだと思う?」と尋ねると、記事の分量の比較結果と照らし合わせ「普段から沖縄戦についての情報に触れる機会が少ないからでは」という意見が上がった。與儀慧子さん(11)は「県外の人と友達になって、沖縄戦のことを伝えたい」と、自分にできることを考えた。新屋明奈さん(11)は「県内紙を県外にも広めて、海外の人も読めるように、英語や韓国語などいろんな言葉で発信したらいいのでは」とのアイデアを披露した。





 仲村教諭は「授業を通して、沖縄戦について学び続け、次の世代に語り継いでいくこと、平和の大切さを発信する意義を児童たちに感じてほしい」と話した。





 





…………………………………





「沖縄全戦没者追悼式」を報じる全国紙の1面を読む児童たち=3日、沖縄市立比屋根小学校


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース