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中国人観光客、不正な国際運転免許証か 沖縄でレンタカー使用

  • 2018年5月19日
  • 06:26
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中国人30代女性がフィリピンの国際免許証を取得した流れ
中国人30代女性がフィリピンの国際免許証を取得した流れ

 中国人観光客が、不正の可能性があるフィリピンの国際運転免許証を使って、県内でレンタカーを借りるケースが確認されている。県警によると、偽造免許で運転した場合、道路交通法違反(無免許運転)に当たる可能性もある。業界は対応を模索し、警察庁も実態把握に乗り出している。(社会部・徐潮、岡田将平)





 30代の中国人女性は2016年12月の沖縄旅行を前に、中国の大手ネット通販サイトにアクセスした。「旅行でレンタカーがあれば便利だな」。このサイトに出品している業者を通して、フィリピンの国際運転免許証を入手できると友人から聞いた。「不正のものかも」と不安もよぎったが、友人から問題なく使えると聞いたため、申し込んだ。





 代金は約4万円。フィリピンに行くことはなく、中国国内の免許証のコピー、顔写真などの資料を提出すると、1カ月ほどで免許証が沖縄の滞在先に郵送で届いた。この国際運転免許証を示し、スポーツカーを借り、本島1周を楽しんだという。





 今年1月に日本の報道番組で、同じようにして取得された不正な国際運転免許証の問題が報じられた。それを知り、女性は「もう使ってはいけない免許証なんだ」と思ったという。





 5月18日に記者が同サイトで検索すると、フィリピンの国際免許を扱っている業者はほとんど確認できなかった。県内で旅行関係の仕事をする中国人男性は「以前はもっと多かったが、報道後に減った」と語る。





 道路交通法によると、海外の人が日本で運転する場合には、①日本の免許証②道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に基づく国際運転免許証③日本と同等の免許制度を有している国・地域(台湾など)の免許証―のいずれかを持っている必要がある。





 中国はジュネーブ条約に加盟していないが、韓国などに滞在し、その国の免許証とあわせて国際免許を取得できる場合もある。フィリピンはジュネーブ条約に加盟しており、正規の国際運転免許証であれば日本でも有効だ。





 レンタカー業界はネットで不正に取得された免許証の可能性があるとして、チェック体制を強めている。警察庁もこうした問題を受け、「関係省庁や全国レンタカー協会と連携し、実態把握に努めている」としている。


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