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辺野古新基地:サンゴ保護・4重に汚濁防止枠 防衛局が検証せず実施

  • 2018年4月20日
  • 07:43
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(資料写真)建設作業が進む「K4」護岸=9日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸
(資料写真)建設作業が進む「K4」護岸=9日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸

 沖縄県名護市辺野古の新基地建設での「K4」護岸建設を巡り、沖縄防衛局が埋め立て予定地の外にあるヒメサンゴの移植をせず、汚濁防止枠を2重から4重に増やして工事を進める計画で、実際の効果検証をしないまま実施することが19日、分かった。前例のない工法にもかかわらず、具体的なデータを得ないまま作業を進めることに対し、識者からは「何重にも汚濁防止枠を設置したら、土砂が漏れないというのは乱暴な考えだ」と防衛局の主張を疑問視する声が上がった。





 9日に開かれた第14回環境監視等委員会の議事録で明らかになった。防衛局は追加の汚濁防止枠の設置時期について、本紙取材に「工事の進捗(しんちょく)状況は答えられない」と明言しなかった。





 議事録によると防衛局は委員に対し、汚濁防止枠を増やすことについて「ここまで多重化して施工した実績はない。3重、4重で施工する例は把握していない」と説明。その上で、計算式によるシミュレーションで護岸工事に伴う水の濁りの影響が環境保全目標値の「2ミリグラム毎リットル」に及ばないとの結果が得られたとし、「移植しなくとも護岸の施工が可能と判断した」と述べた。





 ある委員は「汚濁防止枠はダム貯水池の濁水防止で使われており、かなり効果がある。海岸での工事でも効果があるだろう」などと紹介。異論は出ず、委員会として了承した。





 日本自然保護協会の安部真理子主任は「ダム貯水池と海岸での工事は状況が全く違う」と批判。「気候や海流は予測ができない。前例がないのであれば、同じような状況を作って実際に検証する必要がある」と強調した。県は「シミュレーションだけというのはおかしい」と指摘。サンゴを移植せずに工事を進めることは環境保全措置の変更に当たることから、知事からの変更承認を得る必要があるとの考えを示した。


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