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嘉手納F15が異常接近 空中でエアブレーキ 識者「あり得ない」

  • 2018年3月21日
  • 09:52
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後方から近づき、操縦席の後ろにある板状の制動装置「エアブレーキ」を上げ、速度を落とすF15戦闘機(上)=20日午後2時25分ごろ、嘉手納基地上空(読者提供)
後方から近づき、操縦席の後ろにある板状の制動装置「エアブレーキ」を上げ、速度を落とすF15戦闘機(上)=20日午後2時25分ごろ、嘉手納基地上空(読者提供)

 20日午後2時25分ごろ、沖縄県の米軍嘉手納基地周辺の上空で、同基地所属のF15戦闘機2機が異常接近した様子が確認された。後方から近づいた1機が、空中で機体背部の板状の制動装置「エアブレーキ」を作動させて速度を落とし、高度を下げたことで、別の1機から離れた。航空自衛隊の元空将補で、国際地政学研究所の林吉永理事は「着陸時の減速で使うエアブレーキを空中で使うのはあり得ない。他の方法では間に合わないくらい危機が迫っていたとみられる」と分析した。





 県内の専門学校に通う男性(20)が嘉手納町「道の駅」から撮影した。男性によると、2機編隊のF15が西側から嘉手納基地の滑走路上空を通過し、嘉手納弾薬庫へ向かう途中で異常接近した。後方の機体が前方の機体に近づいた際、後方機が板状のエアブレーキを上げ、速度を落としたという。





 男性は「前方の機体を写真で撮影していたら、別の機体がファインダーに入り込み、接近していることが分かった。空中でのエアブレーキは初めて見た」と驚いた。2機はその後旋回し、東側から滑走路に進入して着陸した。沖縄近海での戦闘訓練を実施していたとみられる。





 戦闘機のエアブレーキは通常、滑走路での着陸時や戦闘訓練でエンジン出力を落とさずに減速する際などに使われる。





 林理事は「追突するようなスピードで接近し、エンジン出力を絞る方法では間に合わず、操縦で機体を左右に動かせば安定を維持できないため、エアブレーキを使うしかなかったのではないか」と指摘した。





 その上で「とっさに2機を切り離し、追突を防止したパイロットの技量は高かっただろうが、なぜそうなったかが分からなければ周辺住民が不安になるのは当然だ」と話した。





 嘉手納基地では同日、F15やFA18戦闘攻撃機、F35A戦闘機が複数機の編隊で何度も離着陸するのが確認された。


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