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「そよかぜ文庫、たくさん読んでね」 本好きだった奏花さんの思い、託してつないで

  • 2018年3月15日
  • 05:55
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宜野湾幼稚園に設置された「そよかぜ文庫」
宜野湾幼稚園に設置された「そよかぜ文庫」

 2016年12月に交通事故で命を奪われた屋宜奏花(そよか)さん(当時7歳)が通った宜野湾小学校と同幼稚園に、父司さん(39)と母道代さん(42)が寄贈した児童書や絵本を置く「そよかぜ文庫」の贈呈式が13日、同小と幼稚園であった。





 対向車線の車に衝突され、奏花さんは突然帰らぬ人となった。奏花さんの名前にちなんだ「そよかぜ文庫」は、本が好きだった奏花さんが「文庫を通じて友達と一緒に過ごし、やさしい思いが伝わり続ければ」と司さんと道代さんが考えた。癒えることのない悲しみの中、計約5百冊の本を贈った。4月に文庫開きを行う。





 笑顔で写る奏花さんの写真を首から下げ、贈呈式に出た司さん。小学校では、奏花さんの同級生のクラスで12日にボランティアで読み聞かせをした際、男子児童から「(奏花さんは)どこの病院に行っているの?」と聞かれたと振り返り「子どもたちの中で、奏花はまだちゃんと生きているんだとうれしかった」と涙を浮かべた。





 「奏花と絵本で接したみんなが大人になった時、子どもたちに文庫の本をつないでくれたらうれしい。たくさん、楽しく読んで」と全校児童に語り掛けた。





 その後、全体で奏花さんを思いながら1分間の黙とうをささげた。同小の照屋力男校長は「二度とあんな悲しいことはあってはいけない。これからも忘れない」と語り「本をたくさん手にとり、想像力を働かせ、夢をいっぱい膨らませてほしい。奏花さんも喜んでくれると思う」と述べた。





 幼稚園では既に設置された文庫の棚に本が並び、奏花さんが好きだった児童書作家、あんびるやすこさんがイラストを手掛けた看板が掲げられていた。司さんは「現実と向き合うのはつらいが、子どもたちの笑顔を見てやってよかったと思えた」と話した。


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