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島の夜を引き裂く騒音 米軍ヘリ不時着、現場は集落から300メートル

  • 2018年1月24日
  • 07:54
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2016年12月のオスプレイ墜落以降の沖縄関連米軍機事故
2016年12月のオスプレイ墜落以降の沖縄関連米軍機事故

 静まり返った島の夜を引き裂くような騒音と共に米軍ヘリが沖縄県渡名喜村の村営ヘリポートに不時着した。6日のうるま市・伊計島、8日の読谷村に続き、3週間足らずの間に3度目の不時着。現場は集落から約300メートルの地点、約4キロ沖に米軍射爆撃場がある出砂島があり、村営ヘリポートへの米軍ヘリ不時着や周辺海域への部品落下などのトラブルが繰り返されている。住民は「集落に落ちなくて良かった」「ヘリのトラブルが相次いでいる。恐れていたことが起きた」と恐怖と不安を訴えた。





 ヘリポート備え付けのライトが米軍機を照射。不時着を知った村民30人ほどが集まり、50メートルほど離れて遠巻きに見つめる。村職員が近づかないよう声掛けし、米兵は公衆トイレで座るなどしているという。





 現場に駆け付けた渡口良徳村議は「午後8時ごろ、大きな音を聞き、現場に向かい、ヘリが不時着しているのを確認した。大きな損傷はないように見えた」と話した。





 現場から約300メートル離れた集落に住民380人が密集して生活する。ヘリポート近くに住む男性は沖縄本島の親類からの電話で事故を知り、現場に向かった。「ヘリ不時着が沖縄本島で相次いでおり、渡名喜でも起きないか住民は心配していた。あってはいけないことだ」と不安そうな声で話した。





 同村で民宿を営む自営業の南風原豊さん(58)は、23日昼から頻繁に島上空を飛び交う米軍機を目撃した。「あまりにもうるさいので、異常だなと思っていた。まさか不時着するなんて」と驚いた。





 同村では2015年、米軍ヘリから重量208キロの装備品が海上に落下する事故もあった。





 同村漁協の上原睦夫組合長(63)は「動揺している。許し難いことだ。米軍は、きちんと機体整備してほしい」と訴える。





 





伊計、読谷、宜野湾 「考えられない」





 【中部】米軍普天間所属のヘリ不時着事故が相次いだうるま市伊計島や読谷村、普天間飛行場がある宜野湾市の住民は「考えられない」と怒り、繰り返される事故に言葉を失った。





 読谷村儀間には8日に同型機が不時着したばかり。知花辰樹自治会長(43)は、繰り返される緊急着陸に「米軍は日本側の要望を聞いていないと感じる。非常に残念だ」と吐き捨てるように語った。沖縄防衛局からは不時着翌日に謝罪があったが、米軍からは何ら説明がない。「米軍機の事故や不時着をなくしてほしいという私たちの要望が、まるで受け入れられていない」と憤った。





 6日にUH1多用途ヘリが海岸に不時着した伊計島の玉城正則伊計自治会長(61)は「事故からまだわずかしかたっていない。常識では考えられない。米軍は何を考えているのか」と怒りをあらわにした。米軍機の整備が不十分だと指摘し「基地の整備体制が整っているとは思えない。いつなんどき、住居に落ちてもおかしくない」と批判。相次ぐ事故に「犠牲者が出ないと日本政府は動かないのか」とあきれた。





 宜野湾市議会は23日、不時着など相次ぐ事故に対する抗議決議を全会一致で可決し、関係各所に抗議・要請したばかり。基地関係特別委員会の桃原朗委員長は「憤りを通り越して言葉が出ない。表現のしようがない」と絶句。「県民もマグマが噴出するぐらい怒っていると訴えた直後だ。あきれて物も言えない。ワジワジーする」と怒りを隠さない。「保革の垣根を越え、県民をばかにしているのではないか。やるせない」と語気を強めた。


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