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小5で脳脊髄液減少症に 病と闘い公式戦目指す、沖縄の球児

  • 2018年1月15日
  • 11:29
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今年の初練習で投げ込みする田場一志さん(右)と指導に当たる藤井智監督=4日、西原高校グラウンド
今年の初練習で投げ込みする田場一志さん(右)と指導に当たる藤井智監督=4日、西原高校グラウンド

 西原高校2年の田場一志(ひとし)さん(17)は脳脊髄液減少症を患いながら野球部に所属し、公式戦出場を目指している。小学5年生の時、体育の授業中に後頭部を強打して発症。激しい頭痛に苦しみ、登校できない日が続いた。不安を抱えながらも治療に励み、少しずつ病状は安定。昨年末から投球練習ができるまでに回復した。田場さんは「みんなと同じ練習ができるようになりたい。公式戦に出たい」と意気込む。





 





友人ら支え「ありがたい」





 今年の初練習となった4日、左腕投手の田場さんは同校の投球練習場で20球、感覚を確かめながら丁寧に投げ込んだ。





 日々の体調を見ながら練習内容を決めるため、投球数は限られる。「一球一球が大事。今日は直球の切れが良かった。出来は60点くらいだけど、良いスタートが切れた」と笑顔を見せた。





 「いいぞ、ナイスボールだ!」。徐々に増す球威に、指導に当たる同校教諭の藤井智監督の声も弾んだ。





 田場さんは病状が安定してきたことを「自分の力だけではない」と強調する。





 体調が悪い時や県外での治療で学校を休んでも、戻ってくると普段通りに接してくれるクラスメート、先生たちの存在が心強く「うれしいし、ありがたい。いつも安心感があった」と感謝。家族のサポートに応えるためにも「元気に『普通の生活』を送りたい。それが恩返しになる」と話す。





 新チームのレギュラー争いは始まったばかり。3月には対外試合が解禁される。田場さんは「まずは練習試合に出ることから。体調管理に気を付け、調子を上げたい」と抱負を語る。





 藤井監督は「病気と闘いながらスポーツに打ち込む姿は、同じ境遇の人たちを勇気づける」と期待を寄せ「公式戦出場のチャンスはある。悔いのないように頑張ってほしい」とエールを送った。





 





 【ことば】脳脊髄液減少症 スポーツ外傷や交通事故、転倒などによって強い衝撃を受けたことが原因で脳脊髄液が漏れ、激しい頭痛やめまい、耳鳴りなどさまざまな症状がみられる疾患。


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