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「大丈夫だよ」と子に伝えて 小学校に米軍ヘリの窓落下 児童の不安とどう向き合うか

  • 2017年12月14日
  • 08:43
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運動場に米軍機の窓が落下した市立普天間第二小学校から下校する児童ら=13日午後、沖縄県宜野湾市
運動場に米軍機の窓が落下した市立普天間第二小学校から下校する児童ら=13日午後、沖縄県宜野湾市

注意深く見ることが必要





◆琉球大 本村真教授





 落下物が自分に直撃していたら、友達や保護者など大事な人に直撃していたらと考えてしまう子どももいるかもしれない。低学年になればなるほど、そう考えることが強くなる。身近な大人が声を掛けあい子どもたちの状況を注意深く見ることが必要だ。





 米軍基地のある沖縄では、大人がきっぱりと「大丈夫だよ」と言えない状況が続いている。それでもまずは、子どもたちに「大丈夫だから」と伝えてほしい。恐怖や不安で不安定な状態が続くなら、専門家の力を借りてほしい。





 落下現場の地域住民や保護者の中には、過去に起きた米軍機事故や歴史を知っている人もいる。地域に住む大人の中には、子どもを守れない社会に対する不安で無気力になることもある。それが心配だ。





 米軍機が飛ぶ地域だけの問題にせず県全体、国全体で地域の大人をサポートすることも大事。少しだけでも不安を減らすためには、しっかりとした原因究明が重要。それが子どもに安心感を持たせることにもつながる。(社会福祉学、談)





米国への忖度が重大事故に





◆沖縄国際大 前泊博盛教授





 北朝鮮情勢による訓練激化で兵士や整備士が疲労し、ケアレスミスが多発している。高江でのヘリ炎上や緊急着陸などを繰り返すCH53ヘリも老朽化が激しい。ちょうど1週間前に保育園であった部品落下はケアレスミス、今回は明らかに老朽化のひずみだ。





 保育園への落下事故についても、米軍は「誰が落としたか分からない」というずさんな対応をしている。抜本的に解決しようとしない姿勢が今回の事故を引き起こした。





 老朽機が市街地上空を飛び回り、空からの落下物はネジ一つでも命に関わる。米軍は数々の事故を起こしているが、基地内ではもっと深刻なことが起きているのではないか。表に出る事故は氷山の一角かもしれない。





 米軍絡みの事件事故が起きても、日本政府は米側に強くものが言えない。そんな対応に米側は甘え、それが重大な事故になる。負の連鎖が過去も今も続く。米国に忖度(そんたく)過ぎる日本から、抜け出さないといけない。(日米安保論・安全保障論、談)


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