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渡名喜島唯一の美容室 おしゃれ、思いも後継ぎ 沖縄で人情に感激「続けたい」

  • 2017年12月11日
  • 08:06
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「島の美よう室」を継いだ神保了さん。子どもからお年寄りまで、幅広い世代の髪を切る=6日、渡名喜村(笹口真利衣通信員撮影)
「島の美よう室」を継いだ神保了さん。子どもからお年寄りまで、幅広い世代の髪を切る=6日、渡名喜村(笹口真利衣通信員撮影)

 沖縄県渡名喜村唯一の「島の美よう室」に後継者が誕生した。茨城県在住の福田隆俊さん(58)から4月に店を引き継いだ神奈川県逗子市の神保了さん(33)は、これまでに8回来島。パーマや毛染めなどをしたくても足が悪く、島を離れられないお年寄りらのおしゃれに貢献している。(南部報道部・又吉健次)





 「島の美よう室」は2009年、福田さんが開業。旅行で訪ねた島には美容室や理髪店がなく、子どもたちの髪形が整っていなかったからだ。茨城から通いで続け、島の人に喜ばれていたが娘の出産などもあり、昨年から後継者を探していた。





 逗子市で12年に開業した神保さんは店も軌道に乗り、次の目標を考えていた昨年、知人の紹介で「島の美よう室」を知った。「髪を切る店がなくて困っている場所で、自分を試してみたかった」と語る。





 福田さんと2度会って決意し今年2月、引き継ぎも兼ねて島を初訪問。「しまくとぅばが全く理解できず驚いた」と振り返る。農作業などで頭にタオルを巻く人が多いためかシンプルな髪形が好まれると言い、「おじー、おばーは髪を切ったかと、自分を後回しにして来店する人もおり、島の人情を感じる」と話す。





 ほぼ5週間おきに来島し、1週間ほどの滞在で50~70人の髪を整える。航空賃や船賃は自腹のため、利益だけを考えたら逗子の店に専念した方がいい。それでも島に通い続けている。





 事情を知るだけに村民は感謝の思いしかない。店に通う村職員の比嘉朗さん(44)は「福田さんがいなくなると島で髪が切れなくなるのかなと心配していたら、神保さんが来てくれた。カットも上手で人柄も良く、会話も楽しい」と喜ぶ。





 店を譲った福田さんは「連絡がないのはうまくいっている証拠と思って任せている。苦しい時は手伝う人を募集してもいい」と話す。6~11日の日程で来島した神保さんは「福田さんは9年間、店を続けた。僕も店を続ける中で、美容師として何かを考えたい」と意気込んだ。


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