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マラソンは台風で中止になったけど… 沖縄の島であふれた人情

  • 2017年11月2日
  • 06:30
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台風で大会中止となっても開かれた「2017久米島マラソンふれあい交流会」で、大田治雄久米島町長(左)から祝福を受ける久米和也さん、絢子さん夫妻=10月21日、久米島町具志川農村環境改善センター
台風で大会中止となっても開かれた「2017久米島マラソンふれあい交流会」で、大田治雄久米島町長(左)から祝福を受ける久米和也さん、絢子さん夫妻=10月21日、久米島町具志川農村環境改善センター

 「2017久米島マラソン」が予定されていた22日には、走りきってから婚姻届を出す沖縄県外のカップルや、地元小学校の70周年を沿道に伝える教員たちの姿が見えるはずだった。台風で中止になった本番の代わりに、それぞれの節目を祝おうと21日に集まる人々がいた。雨や風では吹き飛ばせなかった島のぬくもりを紹介する。





 





交流会で祝結婚 神奈川県の久米さん夫妻にサプライズ





 久米島マラソンにエントリーした選手と島の人々の交流会が21日、久米島町具志川農村環境改善センターで開かれた。大会後の予定だったが、中止で繰り上げた形。特に、10キロコースを走ってすぐ、町役場仲里庁舎に婚姻届を出すつもりだった久米和也さん(36)、絢子さん(27)夫妻=神奈川県=が舞台上に招かれ、会場全体で祝った。





 「婚姻届は二人の名字と同じ久米島で出そう」と決めていた久米さん夫妻は、思い出を豊かにしようと久米島マラソンの出場を申し込んだ。





 久米島を訪れ、マラソンが中止になっても、二人は「予定通り、久米島で婚姻届を出そう」と沖縄そば店で話していた。たまたま、店でそばを食べていた町観光協会副会長の山里美裕さんが聞き、サプライズでお祝いを計画した。





 和也さんは「そば屋での出会いがなければ、こんな楽しい出来事もなかった。強い縁を感じる」と感激していた。





 二人には日本では久米島だけで産出している鉱物「紫金鉱」を使った焼物も贈られた。予定通り22日に婚姻届を出した。(比嘉正明通信員)





 





教員10人でPRラン 久米島・美崎小 5日に70周年式典





 ことし創立70周年の美崎小学校(金城和也校長)の教員ら10人が21日、11月5日午後2時から記念の式典があることを知らせようと校区内を駆け巡った。





 もともと久米島マラソンの10キロコースで、手旗を振る沿道の子どもたちの前で特製Tシャツを着て走り、アピールするつもりだった。台風のせいで翌22日の大会が中止となったため、急きょ集まった。





 今年から同小の教頭になった工藤直也さんは「何かやりませんかと声を掛ければ、皆が動く一体感のある地域。美崎魂を感じる」と話す。式典当日は、自らも幕開けの「かぎやで風」を保護者らと一緒に踊る。(比嘉正明通信員)


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