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無料なのに…関係者は困惑 沖縄のマンホールカード、高値でネット取引

  • 2017年10月31日
  • 06:15
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県内初のマンホールカード。紹介している県流域下水道のマンホールは沖縄国際海洋博覧会のマークを基に考案された
県内初のマンホールカード。紹介している県流域下水道のマンホールは沖縄国際海洋博覧会のマークを基に考案された

 地域の文化や名所、特産品が描かれたマンホールのふたを紹介する「マンホールカード」の配布が沖縄で始まり、1年がたった。カードは無料だが、自治体は配布場所に足を運んだ人だけに1人1枚を手渡すという原則を定めている。手に入りにくいことからネットで約1~2千円で売買されるケースも見られる。現在、ネットへの出品を規制するルールはなく、関係者からは「静観するしかない」と困惑の声が上がっている。





 マンホールカードは下水道の大切さを知ってもらうため、企業や国土交通省などでつくるPR団体「下水道広報プラットホーム(GKP)」が企画。マンホールを管理する都道府県や市町村と共同で作り、昨年4月に発行を始めた。現在、沖縄でもらえるカードは県と中城村の2種類。





 中城村ではことし8月から、琉歌「とよむ中城」が書かれたマンホールカードを、中城城跡の管理事務所で配布している。2カ月足らずで380枚を配っており、担当者は「カードを取りに来た人が中城城跡にも足を運んでもらえれば」と相乗効果を狙う。カードがネットで取引されていることについては「どうにかしたいとは思うが、もらう方のモラルに任せている」と述べた。





 県では、昨年8月から那覇浄化センターで波が県章を囲む図柄のマンホールカードを配り始めた。約1年で1185枚(9月末時点)を配布。当初は地元の人がもらいに来ることが多かったが、現在は約7~8割を県外からの来訪客が占める。「コレクションにする」「子どもに頼まれて」「人から聞き、旅行ついでに」など、目的はさまざまだという。





 配布したカードがネットで売買されていることについて県の担当者はネット取引は法令違反ではないとし「実際に足を運んでもらったほうが旅の思い出にもなる。ネットで味わえない楽しみもあるはずだ」と、直接の来訪を呼び掛けた。


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