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日章旗の動画見て興味…政治団体に集う若者たち 街宣活動「受け皿に」

  • 2017年10月18日
  • 05:00
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衆院選は「憲法改正」や「基地問題」も争点に(資料写真)
衆院選は「憲法改正」や「基地問題」も争点に(資料写真)

 衆院選公示2日前の8日午後、沖縄県糸満市にある政治団体の事務所には連休中にもかかわらず若者数人が集まり、昼食を食べながら選挙の争点を語り合っていた。話題の中心は名護市辺野古や東村高江の基地問題。Tシャツにジーンズの女子高生ら18歳の4人は初の選挙となる。「日章旗を掲げて活動する団体の動画を見て興味を持った」という。





休日に街宣車





 「北朝鮮や中国の脅威がある中で米軍基地は必要だ」。そう主張する団体メンバーから突然、基地問題について問われた女子高生たち。互いに顔を見合わせ困惑した表情で「よく分からない」「平和がいい」「基地があっても無くても、沖縄は狙われるよ」と笑った。





 同団体によると、基地問題で国と県が対峙(たいじ)する中、若者の問い合わせが増えたという。活動歴約20年の金城秀樹さん(42)は「最初は目立ちたい、楽しそうという軽い気持ちで入ってくる。社会に居場所のない若者の受け皿になっているかも」と話す。





 メンバーの多くは20~30代の若者で建設や土木の仕事をしながら、休日に街宣車に乗る。新人は山や海で遊説の練習を重ねる。政治に興味を持ち、遊説できるまで5年はかかるという。





だからこそ改憲





 一方、基地建設に抗議する市民らが座り込む現場で、街宣車のスピーカーから市民運動を萎縮させる言葉が大音量で放たれることもある。特攻服姿の男性(34)は加入して1年。「マイクを握ると緊張して、何を話しているのか分からなくなる」と申し訳なさそうに話した。その表情は、街宣車で威嚇する言葉と大きなギャップがある。





 衆院選の争点になる「憲法改正」「基地問題」。沖縄の歴史や基地絡みの事件事故をどう捉えるか―。「沖縄に基地はない方がいい。でも、自国の軍隊を持つまでは出て行けと言えない。だから憲法改正だ」という金城さんの主張を、街宣車後部座席の新人男性は黙って聞いていた。(社会部・吉川毅)


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