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平均年齢は98歳!おしゃれで美しく元気にね 那覇市「百寿ファッションショー」

  • 2017年10月8日
  • 11:00
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<div class="caption">紅型のドレスなどで着飾り、カチャーシーを踊りだす女性たち=9月30日、那覇市久茂地・タイムスホール(新崎哲史撮影)</div>
<div class="caption">紅型のドレスなどで着飾り、カチャーシーを踊りだす女性たち=9月30日、那覇市久茂地・タイムスホール(新崎哲史撮影)</div>


紅型のドレスなどで着飾り、カチャーシーを踊りだす女性たち=9月30日、那覇市久茂地・タイムスホール(新崎哲史撮影)






 人生の終え方や介護などを考える「ゆいゆいシニアフェア」(主催・沖縄タイムス社、共催・県メモリアル整備協会)が9月30日、10月1日の2日間、那覇市久茂地のタイムスビルであった。介護や福祉関連の体験コーナー、葬儀やお墓、贈与など専門家の無料相談に多くの来場者で盛り上がった。





 なかでも100歳前後の女性11人がモデルとして登場した「百寿ファッションショー」は圧倒的な存在感を放った。紅型やドレスで着飾り、メークも施した女性たちがステージに現れると、子や孫、ひ孫などの家族から「きれいさー」「こっち向いてー」と歓声が上がった。女性たちもカチャーシーと笑顔で来場者に元気を振りまいた。







102歳から90歳までのシニア11人が登場した「百寿万歳~華麗に装って~」








色とりどりのおしゃれを決めた平均年齢98・1歳のモデルたち。






 











フィナーレにはやっぱり、カチャーシーを踊るモデルたち








さすがは100歳の経験。カメラ目線もバッチリです








「きれいよー」 押すな押すなの人出と歓声で盛り上がった会場






 





 





 





 





 









◆「ときめく心」が大切







「ファッションは若者だけのものじゃない」と衣装を担当した上里幸子さん






 「モデルが百歳前後のファッションショーは、世界でも珍しいでしょうね」とほほえむのは、衣装を担当したファッションデザイナーの上里幸子さんだ。





 長寿県で知られた沖縄も、女性3位、男性30位(2014年発表・都道府県別平均寿命調査)と後退している。長寿復活に向け、行政から個人にいたるまで、食生活の見直しと適度な運動に気を配っているが、上里さんは「一番大事なのはときめく心、夢を持つ心。ドキドキすることで心が若返るの」と話す。「『病は気から』と言うでしょ。夢は病に勝るのよ」と笑う。





 そのときめく心と深くつながるのがファッションだ。おしゃれな服装はリハビリになり、ときめく心を持つことが生きる喜びになり、年齢を若返らせて健康長寿にもつながる。上里さんの持論だ。







上里さんがデザインしたピンクの紅型をまとい、奥浜トミさんはピースサインで元気よくショーに臨んだ






 ただ、年配者がファッションを楽しむのは難しいと言う。社会的に年配者は地味な服装のイメージが強く、本人も体形に自信がなくなり、カラフルな服装を避けてしまうからだ。年配者の恥ずかしいという意識を変えるには、「いきなり素人が服を選んではダメ。プロが計算した色合いの衣装から着てほしい」と訴える。





 沖縄は日本と東洋、アメリカの文化がミックスされ、服装のバリエーションも幅広い。ショーでは紅型(沖縄の伝統的な染め物)と明るいドレスを半々で用意した。「何でも自信を持って着こなせる、その第一歩を手伝いたい」と話した。





◆みんな「乙女」です







新垣雅美(中央)さんのメークに、手をたたいて喜ぶ出演者






 「あれ、うれしいねー」「こんなに化粧するのは久しぶりだよ」と鏡を前にした女性たちから喜びの声があがる。ヘアメイクの新垣雅美さん(ローズヒップ)も「きれいですねー」と弾んだ声で応える。「お母さん、良かったね」と家族も喜び、控室はとてもにぎやかだ。





 美容業界で働く新垣さんは、数年前からボランティアでシニアをモデルにしたブライダルショーに力を入れている。戦後の厳しい時代、ドレスを着て式をあげる事ができなかった方々への贈り物だ。





 「みなさん、メークをすると乙女になる。楽しい思い出が







ゆんたくで出演者の心をほぐしつつ、メークを行う新垣さん






よみがえってくる」と若返りの手応えを感じている。目元に力が宿り、口元は優しく、声もつやが出てくる。この日、「化粧はいいよー」と遠慮していた女性も、メーク後は顔に手を当てて喜びがあふれていた。「口紅一本でも全く異なる。これがメークの力」と話す。





 メーク中のゆんたく(おしゃべり)は、新垣さんの楽しみのひとつだ。豊かな人生の知恵を聞いていると、新垣さんの心も満ちてくるという。若い頃の話はとくに興味深く、シニアをモデルにしたブライダルショーの企画も、ゆんたくの中から生まれた。









◆堂々のランウェイ





出演した11人のモデルを一挙、紹介です!





嘉味田松子さん(96歳)・・・7人の子どもを育てた松子さん。決して愚痴を言わない、子ども達の自慢のお母さんです。最近は若いモアイ仲間も増えました。







嘉味田松子さん






 







嘉味田松子さん






平田君子さん(91歳)・・・孫との外出が楽しみの平田さん。趣味は読書と琉歌を詠むこと。これまでに「花染」「花の琉歌文化」の2冊を出版しました。







平田君子さん








平田君子さん






奥浜トミさん(96歳)・・・85歳まで那覇市で食堂を50年間営んでいた働き者のトミさん。明るい性格で人が集まるのが大好き、外出にも興味津々です。







奥浜トミさん








奥浜トミさん






仲眞ヨシさん(99歳)・・・いつも笑顔で声のかわいいヨシさん。夫の仕事で大阪で生活したことも。沖縄に戻って男の子5人を立派に育てました。お相撲では琴奨菊のファン。







仲眞ヨシさん








仲眞ヨシさん






中山サチヨさん(96歳)・・・奄美大島出身のサチヨさん。手先がとても器用で大島紬を織っていました。自宅では見事な野菜を育てています。おしゃべりとカラオケ好き。







中山サチヨさん






 







中山サチヨさん






安次嶺苗さん(102歳)・・・いつもニコニコ笑顔、色白でとても美人な苗さん。お花が大好きな働き者で商才にも恵まれました。人を和ませる優しい性格です。







安次嶺苗さん






 







安次嶺苗さん






與儀久江さん(100歳)・・・74歳の時に、皇居勤労奉仕団へ招待されて天皇陛下に会釈をしてもらえた思い出。手芸が好きで95歳まで縫物もしていました。







輿儀久江さん






 







輿儀久江さん






糸数和子さん(100歳)・・・大の野球好きで、息子さんの甲子園出場では甲子園まで応援に行きました。いつも姿勢よく、座るときも背もたれに寄りかかりません。







糸数和子さん






 







糸数和子さん






大城ウメさん(100歳)・・・子ども7人、孫16人、ひ孫23人と子孫繁栄の ウメさん。楽しいおしゃべりと歌、踊りが大好きで「十五の春」が持ち歌です。







大城ウメさん








大城ウメさん






比嘉文子さん(99歳)・・・人が大好きでよく外出する文子さん。娘さんのお友達とカラオケを3時間楽しんで帰ってくるほど。十八番は「憧れのハワイ航路」「知床旅情」。







比嘉文子さん






 







比嘉文子さん






久場節子さん(99歳)・・・おしゃれ大好きで、洋服屋へよく足を運ぶ節子さん。お洋服をみていると気分があがるそうで、タンスの中はお洋服でいっぱいです。







久場節子さん






 







久場節子さん






◆会場、喜びでいっぱいに





 緊張していた出演者たちもステージにたてば、笑顔で前を向き、観客に手をふる堂々のモデルぶりをみせた。家族やマスコミには、カメラ目線で応える余裕も。大城ウメさん(100歳)は「こんなにきれいな格好で、こんなに多くの人前にでられて。感謝だね」と笑顔。





 ステージで一曲披露した比嘉文子さん(100歳)も「とっても良かった」と大満足だ。久場節子さん(99歳)は「きれいにしてくれて、本当にうれしいですよ」と感謝し、節子さんをエスコートした孫の玉那覇慎也さん(33歳)も「ありがたいです」と喜びを共有した。





 「モデルなんて初めて」とおどけていた奥浜トミさん(96歳)は、「生きていて、長生きして良かった」と目を輝かせた。







カチャーシーでにぎやかに締め!また来年ですね!



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