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基地の子どもたち、チビチリガマに千羽鶴贈る 「心の痛み思うと…」

  • 2017年10月1日
  • 21:00
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持ち寄った千羽鶴を壕内にかける基地内の子どもやその家族ら=30日、読谷村波平・チビチリガマ
持ち寄った千羽鶴を壕内にかける基地内の子どもやその家族ら=30日、読谷村波平・チビチリガマ

 72年前の沖縄戦で「集団自決(強制集団死)」が起きた読谷(よみたん)村波平のチビチリガマが荒らされ、10代の少年4人が器物損壊容疑で逮捕された事件を受け、米軍基地内の子どもたちやその家族らが30日、ガマを訪ね、1万6千羽の千羽鶴を手向けた。遺品や千羽鶴が壊されたことを知り、「沖縄の人と一緒に心の痛みをなくせる活動をしたい」との願いを込めた。





 嘉手納基地に夫が勤めているヘザー・イエイツマンさん(42)が事件発覚後にフェイスブックなどを通じ、「千羽鶴を贈ろう」と呼び掛けた。賛同した在沖縄米軍基地内の小中高10校の児童・生徒が鶴を折り、平和を願って署名したメッセージカードも添えた。





 チビチリガマには約30人が訪問。千羽鶴を平和の像に手向けた後、壕の中に納めた。キンザー小学校4年のミナ・ハイアットさん(9)は「10代の子が壊したと聞いてびっくりした。自分たちが鶴を折って返さないといけないと感じた。壕に入ったら悲しくなった」と話した。





 遺族会の與那覇徳雄会長は「恒久平和は世界共通の願いだと実感した」と感謝。「ここでは亡くなった人が苦しみ、生き残った人も遺族も今また苦しんでいる。みなさんと平和を学んでいきたい」とあいさつした。事件後、本土の個人や障がい者施設からも千羽鶴の寄贈があったという。





 1万6千羽の中には沖縄県内の小学校や幼稚園、海外から届いた鶴も含まれているという。事件前から「集団自決」について学んでいたイエイツマンさんは「こうした活動で歴史を知ることができる。沖縄の人の心の痛みを思う、鶴を贈ったみなさんの気持ちが集まった」と話した。手元にはまだ鶴が残っており、近く再訪するという。


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