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社説[オスプレイ緊急着陸]配備見直し負担減図れ

  • 2017年10月1日
  • 10:28
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 オスプレイの墜落事故や緊急着陸が頻発している。これでもまだ米軍や政府は「安全な機体」と言い続けるのか。





 米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイ2機が一昨日、新石垣空港に緊急着陸した。軍事演習のためフィリピンへ向かう途中で、1機のエンジン付近からオイル漏れが確認されている。





 このトラブルで新石垣空港の滑走路は約30分間閉鎖され、民間航空機に影響が出た。





 オスプレイは今年6月にも伊江島補助飛行場、鹿児島県の奄美空港に相次いで緊急着陸している。8月にはエンジントラブルで大分空港に緊急着陸した機体が、エンジン交換などで11日も同空港に居座った。





 普天間のオスプレイが昨年12月、夜間の空中給油訓練に失敗し、名護市安部の海岸に墜落した事故は、県民に大きな衝撃を与えた。今年8月には、同じく普天間のオスプレイがオーストラリア沖で海に落ち、乗員3人が亡くなっている。





 異常としかいいようのない頻度である。





 さらに9月29日、シリアで過激派組織「イスラム国」(IS)掃討を進める米軍主導の有志連合の任務に当たっていたオスプレイが墜落し、米兵2人が負傷した。米メディアはMV22が大破した、敵の攻撃を受けた形跡はないと報じている。





 県民はこのまま狭い沖縄でオスプレイの運用が続けば、「いつか住宅地に落ちるのでは」との不安を強めている。単なる懸念ではない。





 米軍はオスプレイの訓練をただちに停止し、全ての機体を点検すべきだ。





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 名護でオスプレイが墜落した事故について、米軍は「困難な気象条件下でのパイロットのミス」と結論付けた。操縦していたパイロットについては「任務遂行能力や専門的技術への懸念は全くない」と報告している。





 機体に問題がなく、パイロットも優秀なのに、重大事故が起きる。それこそが重大な問題である。





 固定翼機と回転翼機の機能を併せ持つ構造上の特徴と、特殊作戦に従事する運用上の特徴が、オスプレイ事故に影響を与えているのではないか。





 国民の安全に関わる問題なのに、日本政府は米軍の説明を右から左に伝えているようにしか見えない。





 大分空港への緊急着陸についても、詳細な原因や再発防止策の説明はないままだ。





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 オスプレイが頻繁に飛行する宜野座村城原では、住宅地近くでの物資つり下げ訓練などで住民生活が脅かされている。東村高江では騒音への懸念から引っ越しを余儀なくされた家族もいる。 





 オスプレイが普天間に配備されてきょうで5年。これ以上被害を放置し続けるのは政治の怠慢だ。





 県議会各会派が再び党派を超えて結束し、県民の命と暮らしを守る意志を政府に示す必要がある。オスプレイ配備撤回を求め各会派代表と全市町村長、議会議長が署名・押印し政府に突き付けた「建白書」の精神に立ち返りたい。


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