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「軍の強制」記述復活を決意 県民大会から10年、今なお続く教科書問題

  • 2017年9月30日
  • 08:50
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「日本軍の強制」明記を求め、ガンバロー三唱する参加者=29日、浦添市産業振興センター結の街
「日本軍の強制」明記を求め、ガンバロー三唱する参加者=29日、浦添市産業振興センター結の街

 高校日本史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)」の記述から日本軍の「強制」や「関与」の表現を削除させた検定意見の撤回を求め、2007年に開かれた県民大会から10年となった29日、あらためて教科書問題を振り返る集会が浦添市内で開かれた。沖縄戦体験者や学識者が戦争の悲惨さ、県民運動の意義を語り、約100人の参加者は記述復活に向けて決意を新たにした。





 県民大会の呼び掛け団体などからなる「9・29県民大会決議を実現する会」の主催。06年度検定で削られた記述は、県民の抗議で「軍の関与」までは復活したものの、「強制」は今も認められていない。





 渡嘉敷島の「集団自決」を生き延びた金城重明さん(88)は「私と兄が家族に手をかけた。信仰なしには戦後の新しい歩みをすることできなかった」と重い過去を語った。





 元白梅学徒の中山きくさん(88)も、重傷の兵隊の手や足を麻酔もないまま切断する手術の手伝いをさせられた体験を証言。「軍隊では命令が全て。戦争を知らない人たちに伝えるため、教科書に正しいことを書くべきだ」と訴えた。





 高嶋伸欣琉球大名誉教授は記述が削除された当時を振り返り、「訂正申請という手続きで記述を回復させられる可能性があると会見で話した時、記者たちが一斉に顔を上げた。ジャーナリズムが『それじゃやろう』と報道し、県民が民意を反映させようと立ち上がり、11万人の大会につながった。沖縄社会こそ日本の未来を先取りしている」と運動の意義を強調した。





 フロアからは「教科書問題は今も続いている。粘り強く活動する大切さを感じた」などの意見が出た。


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