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原点は「サウンド・オブ・ミュージック」 映画ラブのウチナーンチュ、チラシ2万枚収集

  • 2017年9月11日
  • 11:00
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47年間集め続けた映画のチラシやパンフレットを紹介する前新健さん=南風原町
47年間集め続けた映画のチラシやパンフレットを紹介する前新健さん=南風原町

◆還暦過ぎても「ニューシネマパラダイス」のトトです





 映画をこよなく愛する前新健さん(65)=沖縄県南風原町=は大学時代から47年間、県内外の映画館でチラシを集め続けている。自室には邦画・洋画を合わせチラシ約2万3千種類、パンフレット約1300冊、チケット半券約700枚を収めたファイルが所狭しと並ぶ。「年を重ねても中身は映画少年のまま。いつもワクワクさせてくれる」と、コレクションへの思い入れを語る。(社会部・渡慶次佐和)





 石垣島出身の前新さんが映画に夢中になったのは中高時代。きっかけはミュージカル映画「サウンド・オブ・ミュージック」だった。初めて体験する大迫力の画面、美しい歌声。「何度見ても感動が尽きない。今でも一番好きな女優はジュリー・アンドリュース」と語る。上映された10日間のうち6日間通い詰めた。





 卒業後は「もっと映画が見たい」との思いから迷わず東京に進学。講義の合間は映画ざんまいの日々を送った。そこで初めて知ったのが、映画館で配布されていたチラシだった。「島では見たことがない。映画館に行くたびに抱えるほどもらってきた」





 チラシや半券一枚一枚に思い入れがある。ラストシーンが涙なしで見られない「チャンプ」はハンカチが配られていたり、終映後に照明がなかなかつかなかったことが忘れられない。特別支援教育に尽力した実在の教師を描いた「春男の翔んだ空」は、教員を目指す原点にもなった作品だ。





 中でも大切にしているチラシは、チャプリンのシリーズ。ほとんどの作品のチラシを集めた。「チャプリンは映画の魅力そのもの。時代の雰囲気をいち早く読み取り、困難があっても希望を持ち続ける姿は人間としても尊敬する」と話す。





 現在も年1回は東京で最先端の映画館を堪能しつつチラシを集めるほか、最近は県外に就職した息子もチラシを送ってくれるという。「コレクションが増えるたび胸が高鳴る。還暦をすぎても、大好きな『ニューシネマパラダイス』のような映画少年のままです」と笑った。


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