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辺野古新基地、再び法廷闘争へ 翁長知事の覚悟 県民に賛否の声

  • 2017年6月8日
  • 09:18
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会見で弁護士の説明を聞く翁長雄志知事(右)=7日、県庁
会見で弁護士の説明を聞く翁長雄志知事(右)=7日、県庁

■「無許可で工事」





 名護市辺野古で進む新基地建設を止めるため、県が新たな一手を打ち出した。翁長雄志知事は7日、国を相手に工事差し止めを求める訴訟を7月に起こすことを明らかにした。違法確認訴訟の敗訴から半年。護岸工事が進む中、再び国との法廷闘争に入らざるを得なかった翁長知事には焦りもにじむ。





 「敗訴が確定したから(国が工事を)自由にやれるということではない。無許可での工事が始まっており、県として差し止め訴訟が可能と判断した」





 7日午後5時から県庁で始まった記者会見。100人近い報道陣が集まる中、翁長知事は、国を相手に法廷闘争に持ち込んだ理由を淡々と説明した。約30分の会見中、「原点」という言葉を何度か使い、改めて新基地建設を止める覚悟を示した。





 語気が強まったのは、国が工事を始めるのに知事の岩礁破砕許可が「不要」と法解釈した点に触れたときだ。「政府や水産庁はこれまでの考え方をいとも簡単に変えた」と批判し、「同じ行政庁の内々で物事の判断が変わるのは大変残念だ。県民が理解できるものではない」と眉間にしわを寄せながら訴えた。





 会見には、県が法律相談をする弁護士3人が立ち会った。法解釈や、実際に岩礁破砕が確認される前に提訴する理由に質問が及ぶと、翁長知事は弁護士に回答を促した。松永和宏弁護士は「岩礁破砕がまさに差し迫っている。強引にやるのは非常に問題だ」と代弁した。 









■「知事支える」「負けはあきらか」





翁長雄志知事が7日、辺野古埋め立て工事の差し止め訴訟を提起する考えを表明したことに、米軍キャンプ・シュワブ前で座り込む市民からは「知事を支えたい」と歓迎の声が上がった。一方、新基地を巡る県と国の裁判は5件目で、県民からは抜本的な解決にはつながらないとの意見もあった。





 那覇市から座り込みに参加した介護福祉士の男性(53)は「知事の訴訟判断と、現場の抗議行動は両輪で力を発揮する。辺野古での座り込みを継続し、知事をしっかり支えたい」と強調する。





 座り込みの市民に対する機動隊の排除が強硬になり、工事車両の搬入が増えている現状に危機感を示し、「今こそ県民の結集、団結が必要だ。護岸工事はまだ始まったばかりで、県民の諦め感を演出したい政府の思惑に乗ってはいけない」と話した。





 週3回の座り込みに参加する60代女性も「知事はあらゆる手段を用いて効果的に県の効力を行使している」と賛同する。今後、夏休みを迎える学生の座り込み参加を期待し「現場は盛り上がる。より気持ちが引き締まる」と話した。





 一方、那覇市久茂地で買い物帰りの男性(79)は「裁判をしても、結果は負けると分かりきっている」と言い切る。知事の判断は「立派だと思う」としつつ、「ここまできたら国に妥協することも必要では。いかに国から補助金を引き出せるかを考えることも大事だ」と話した。仕事帰りの30代男性は「あまり興味がない」と家路を急いだ。


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