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鉄骨むき出し、傷ついた十字架の理由は… 沖縄戦忘れず平和のシンボルに

  • 2017年5月22日
  • 16:30
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旧会堂の屋上に設置された十字架。沖縄での銃撃戦で傷ついた様子が写真や証言から再現された=21日、那覇市・首里教会
旧会堂の屋上に設置された十字架。沖縄での銃撃戦で傷ついた様子が写真や証言から再現された=21日、那覇市・首里教会

 那覇市首里当蔵町の日本基督教団首里教会は21日、沖縄戦直後、砲弾などで傷ついた十字架をレプリカで再現し、建設工事中の「旧会堂塔屋鐘楼」に設置した。正面は大きくえぐれ、背面は鉄骨がむき出しになった十字架。沖縄戦の激しい砲弾と銃撃戦で傷ついた様子を写真や証言から再現した。同教会の竹花和成牧師は「たくさんの皆さんの思いや協力に感謝する」と語った。





 首里教会は1908年に創立。2008年に創立100周年を迎え、記念事業として旧会堂塔屋と十字架を復元することが決まった。十字架は沖縄戦の悲劇を忘れない、激戦地だった首里での慰霊の意味も込め、傷ついた当時のままを再現した。





 首里教会の隣りに住む比嘉文子さん(82)は、十字架の状態を証言した一人。「戦後、疎開先から帰ってきて傷ついた十字架を見て、ぼろぼろ泣いたのを覚えている。戦争を体験した私たちがいなくなっても、この十字架が平和の道しるべになってほしい」と願いを込めた。





 建築士の安富祖理絵さんは「首里は条例があって、屋根に赤瓦をつけないといけない。しかし、地域の方や市と1年くらい話し合いを行い、寛容な意見を頂いた」と感謝した。 旧会堂塔屋復元建築実行委員会の宮里稔会長(70)は「今日の日を迎えてうれしい。平和の尊さをここから発信していきたい」と目を細めた。


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