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厳重警戒の辺野古、笑顔で式典 怒り逆なで「茶番のセレモニー」

  • 2017年4月26日
  • 07:29
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護岸工事開始直前、セレモニーに参加した日米の関係者。海保が厳重に警戒する中、一斉にボタンを押した=25日午前9時18分、キャンプ・シュワブ内のビーチ(阿部岳撮影)
護岸工事開始直前、セレモニーに参加した日米の関係者。海保が厳重に警戒する中、一斉にボタンを押した=25日午前9時18分、キャンプ・シュワブ内のビーチ(阿部岳撮影)

 青く澄んだ大浦湾に、袋に入った灰色の石の塊が投入された。県民の大多数が反対する名護市辺野古の新基地建設で政府は25日、埋め立て工事を強行した。「違法な工事をやめろ」と海上で市民らが怒りの声を上げる中、陸上では日米関係者が笑顔を浮かべ、埋め立て工事の開始を告げるスイッチを押した。市民らは「民意を踏みにじる茶番のセレモニーだ」と批判した。





 石材計5袋が投入されたのはキャンプ・シュワブ海岸の波打ち際。午前9時10分ごろ、沖縄防衛局の中嶋浩一郎局長ら日米関係者約50人が談笑を交わしながら海岸に姿を現した。





 同20分、日米関係者がテーブルクロスの上に並んだ10個のスイッチをそろって押すと、回転灯が点灯。石材の詰まった袋一つが海に投入された。





 抗議船4隻とカヌー17艇に乗り込んだ市民らは「海を殺すな」「工事をやめろ」と訴え、埋め立て現場に近づこうとするが海上保安庁は「過去最大規模」の警備体制で阻止。カヌー17艇に対し、総勢100人以上の海上保安官が四方から拡声器で「現場から立ち退いてください」と指示した。





 騒然とする海上を尻目に、砂浜の日米関係者は退席。見計らったかのように埋め立て作業もわずか15分で終了した。





 カヌー隊の女性(38)は「あっという間に終わった。海保も人は多かったが荒くはなく、『今日は(拘束)しないが、明日はする』と言っていた。ただのセレモニーだったんだろう」と推察。「石材は砂浜に置いただけで干潮には干上がっている。まだ原状回復はできる」と強調した。





 石材投入後、防衛局は午後2時半までクレーン車の土台固めの作業を実施。抗議船の船長(45)は「最近の大雨で、シュワブ海岸の砂が流出している。クレーンの土台が不安定なまま石材を投入していた」と指摘する。「クレーンが不安定な中、笑ってセレモニーに参加する人たちは人命も民意も平気で踏みつぶすことができるのだろう」と語気を強めた。


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