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沖縄に「諦めて」 本土に「忘れて」 米国に「任せて」…

  • 2017年2月8日
  • 12:47
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海中に投下される大型コンクリートブロック=2月7日午後2時39分、沖縄県名護市辺野古沖
海中に投下される大型コンクリートブロック=2月7日午後2時39分、沖縄県名護市辺野古沖

【記者の視点】





 政府は名護市辺野古沖にコンクリートブロックを沈め、新基地建設の進展を宣伝した。三つのメッセージがある。県民に「諦めてください」。本土に「忘れてください」。米国に「任せてください」。





 思えば遠くに来た。新基地反対の知事と名護市長がそろった2014年、工事がここまで進むと考えた県民は少なかっただろう。





 選挙でも運動でも十分に努力して、民意を示してきた。小泉政権が一つ前の基地建設案を断念した05年当時をはるかに上回るレベルに達している。





 あらためて、安倍政権は常軌を逸している。法解釈を曲げ、警察や海保を使って、偏執的なまでに米国の意向に沿った工事を進めてきた。





 沖縄側は強く対抗せざるを得ない。「危ない基地はいらない」という最低限の主張である。命を守る正当防衛と言ってもいい。





 行政の権限を使い尽くしても終わりではない。翁長雄志知事の妻、樹子さんはキャンプ・シュワブゲート前で「万策尽きたら夫婦で座り込むと約束している」と語ったことがある。





 戦後史を振り返れば、恩納村では村長が先頭に立って都市型戦闘訓練施設を建設させなかった。うるま市昆布の住民は復帰前、絶対権力者の米軍と直接対峙(たいじ)して土地接収を阻止した。





 政府の期待通りに諦めるか。やりきれないながらも、本土や米国に届くまで声を上げ続けるか。今また、歴史の岐路に立っている。(北部報道部・阿部岳)


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