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[大弦小弦]初の公選主席で復帰後の初代知事を務めた屋良朝苗氏は・・・

  • 2016年12月3日
  • 09:45
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 初の公選主席で復帰後の初代知事を務めた屋良朝苗氏は本紙の回顧録で沖縄の知事職を「真剣に考えれば考えるほど非常に激務だ。他府県と比較にならぬ多くの宿命的な難問を抱えている」と記した。眉間のしわが「沖縄の苦悩」を象徴した





▼翁長雄志知事の胸にも「沖縄の苦悩」のしわが深く刻まれているのだろう。翁長知事は2日、米軍北部訓練場のヘリパッド建設に関連した「苦渋の選択」発言について、建設を「容認したわけではない」と記者団に説明した





▼約4千ヘクタールの訓練場の返還に異議を唱えられず、同時に配備撤回を求めるオスプレイが離着陸するヘリパッド建設は容認できない-という立場を「苦渋の選択」と強調した





▼歴代知事は基地問題に翻弄(ほんろう)されてきた。保守のドンと呼ばれた西銘順治氏は基地の重圧について、本土へ「巨大な米軍基地が存在することすら、何人が知っているか。その負担の重さを国民は分かってほしい。県政の苦労もそこにある」(朝日新聞『新人国記』)と訴えた





▼返還は22日に決まった。東村高江周辺では建設に反対する市民が機動隊員に排除され、工事は急ピッチで進む





▼市民らにとって「容認できない」だけでは済まされない。基地問題で常に真価が問われるのが沖縄の県知事に突き付けられた宿命。「苦渋の選択」は免罪符にならない。(与那原良彦)


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