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戦前から続く偏見、今も 元沖教組委員長・石川元平さん【インタビュー「土人」発言・24】

  • 2016年12月3日
  • 10:44
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 「土人」「シナ人」発言の波紋が広がっている。その発言を擁護する松井一郎大阪府知事をはじめ、鶴保庸介沖縄担当相と菅義偉官房長官は「差別と断定できない」と政府見解を示した。「沖縄に寄り添う」と口では言うが、この問題で本音がはっきり見えた。





 明治時代の文部省唱歌「蛍の光」の4節には、琉球処分によって沖縄が日本領となったことを誇示する歌詞がある。年末の紅白歌合戦では、今でも幕閉めで大合唱されるが、沖縄の歴史を知らないからだろう。





 明治の国定教科書に、沖縄の「土人」という記述があるのを確認した記憶もある。明治以降の誤った教育が、沖縄戦における「住民虐殺」にもつながった。





 今回の問題を歴史に残る暴言として済ますわけにはいかない。沖縄は戦争で本土の捨て石にされた。米軍基地問題をはじめ、沖縄の犠牲で本土の人々はぬくぬくとしている。





 大方の本土の人々は戦後の総括をしていない。沖縄戦も総括をしていない。明治の教育を受けた人たちの沖縄に対する偏見が払拭(ふっしょく)されていないから、若い機動隊員の発言につながる。過去を振り返り、反省をしていない。そこに差別発言の要因と大きな不幸がある。


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