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<北部訓練場>歩行訓練ルートの立木、4694本伐採へ 幅3メートル対象

  • 2016年11月5日
  • 10:16
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上陸訓練歩行予定ルート
上陸訓練歩行予定ルート

 米軍北部訓練場のヘリパッド建設予定地「G地区」と国頭村宇嘉川河口部を結ぶ歩行訓練ルートの整備で、沖縄防衛局が沖縄森林管理署に届け出た伐採範囲にある立木が4694本に上ることが4日までに分かった。歩道の幅1・2メートルと、両端の各0・9メートルの全体で幅3メートルが伐採対象。四つのヘリパッド建設で2万4325本の立木を伐採する計画で、「やんばるの森」に生息する希少種への影響が懸念されている。





 工事期間は今年10月下旬から来年2月末まで。四つのヘリパッド同様に、政府方針である「年内の工事完了、北部訓練場の過半返還」を目指し、急ピッチで工事を進めるとみられる。





 沖縄平和市民連絡会の北上田毅さんが、社民党の福島瑞穂参院議員を通して、防衛局の事前協議書と管理署の回答書を入手し、明らかにした。





 歩道は長さ2570メートル、面積3084平方メートル。そのうち歩道1750メートルとその周囲が今回の伐採の対象になる。重機で整備し、残りの部分は人力で伐採する予定という。伐採面積は約5592平方メートルになる。





 直径が4~46センチ、高さ4~12メートルのリュウキュウマツやイヌマキ、広葉樹など4694本。北上田さんが防衛省に申し入れした際には、歩道の幅1・2メートルと説明を受けたが、実際には両端の各0・9メートルを含む幅3メートルが伐採の対象になる。





 管理署は今月2日付の同意書の中で「国有林野の現状変更及び立木伐採に際し、貴局(防衛局)の責任において、地元対応等を行うことを条件として、同意する」と建設に反対する住民らへの対応を求めている。





 北上田さんは「樹木の本数が多く、今回の対象外を含めるととんでもない伐採になる。防衛局は自主アセスの結果を公表せず、知らないうちに貴重な自然が壊される」と危惧した。





 管理署は10月31日に現地調査を実施、立木の本数などを数えた。同ルートでは、海岸から上陸する歩兵部隊とG地区ヘリパッドを使用する航空部隊が一体となった訓練を展開するため、これまでより訓練場の機能強化につながると指摘されている。









 





沖縄県「実施すべきではない」 防衛局に文書





 米軍北部訓練場のヘリパッド建設で、沖縄防衛局が県に提出したG地区から東海岸の宇嘉川河口への米軍訓練用の歩道工事に関する環境影響評価検討図書に対し、県は4日、工事は「実施すべきではない」との文書を防衛局へ送付した。一方、防衛局は県の意見を踏まえた上で、工事を進める考えを示した。





 県は、歩道は2007年2月に県へ提出した環境影響評価図書に記載されていない「新たな工事」だと指摘。「工事に伴う影響に加え歩道の存在による継続的な自然環境への悪影響が懸念される」とし、反対の意志を示した。





 工事への反対理由を「急峻(きゅうしゅん)な海岸段丘地形部で施工される」「樹木の伐採に伴う植物の生育環境への影響」「ロードキルによる動物の生息環境への影響」などと挙げている。一方、防衛局は本紙に対し、ヘリパッド建設は本来は県環境影響評価条例の適用外だとした上で、「環境への影響は可能な範囲で低減が図られる」と指摘。「環境の保全と安全に最大限配慮して工事を実施したい」と事業を進める考えを示した。





 防衛局は10月28日、G地区への歩道整備のために約2・6キロの距離で伐採を伴う整備工事などを行うとする図書を県に提出した。


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