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「ここまで政府に虐げられる地域が他にあるのか」 沖縄知事、言葉の端々に怒り

  • 2016年8月6日
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裁判を前に開かれた集会で、決意を語る翁長雄志知事=5日午後1時40分、那覇市楚辺・城岳公園
裁判を前に開かれた集会で、決意を語る翁長雄志知事=5日午後1時40分、那覇市楚辺・城岳公園

 辺野古違法確認訴訟の第1回口頭弁論で証言台に立った翁長雄志知事の表情は、昨年12月の代執行訴訟で意見陳述した時と明らかに違っていた。向かい合う3人の裁判官、対峙(たいじ)する20人以上の国側の弁護団を前に緊張した様子はない。淡々と話す言葉の端々から怒りをにじませ、眼鏡の奥から険しいまなざしを向けた。
 「極めて不誠実な対応と言わざるを得ない」-。意見陳述冒頭、国土交通相が口頭弁論の終結と速やかな判決を求める上申書を提出していたことに対し、手元の原稿にない言葉で切り出し、正面にいる多見谷寿郎裁判長の顔を見つめた。
 陳述時間は約10分間。用意していたペットボトルの封も切らず、「自国の政府に、ここまで一方的に虐げられる地域が沖縄県以外にあるのか」「47都道府県の一つにすぎない沖縄県を、政府が総力を挙げてねじ伏せようとしている」との言葉が並ぶ原稿を一気に読み上げた。
 うるま市で起きた元海兵隊員による暴行殺人事件にも言及し、「これ以上、県民に犠牲を強いることは許されない」と断言。解消されぬ不条理に「全てが国の意向で決められるようになれば、地方自治は死に、日本の未来に拭いがたい禍根を残す」と警告した。
 最後には「法の番人」である裁判所に公平な判断を求め、「地方自治の根幹、ひいては民主主義の根幹が問われている裁判だ」と訴えた。


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