福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

福井の原発要覧

福井県内の原発と、原発事故に備えて防災対策を重点的に実施する30キロ圏域
福井県内の原発と、原発事故に備えて防災対策を重点的に実施する30キロ圏域

■敦賀原発(日本原子力発電) 福井県敦賀市明神町

tsuruga011号機は国内で初めて運転を開始した軽水炉。1971年には海への放射能漏れが発覚し、水産物が売れないなど風評被害を招いた。1986年から1990年まで、国内初のウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)集合体の使用実験を行った。2016年に運転を終了する予定。2号機は110万kW級加圧水型軽水炉の国産改良標準化技術の確立を目指して建設された。

 ◇1号機 沸騰水型軽水炉 出力35.7万kW 運転開始1970年3月14日
 ◇2号機 改良型加圧水型軽水炉 出力116万kw 運転開始1987年2月17日

 

■美浜原発(関西電力) 福井県美浜町丹生

mihama011号機は国内初の商業用加圧水型軽水炉。試運転中には大阪万博に「原子の灯」を送った。1988年から1991年まで、加圧水型軽水炉としては国内初のウラン・プルトニウム混合酸化物燃料(MOX燃料)集合体の使用実験を行った。2号機は1991年に蒸気発生器伝熱管がギロチン破断、国内で初めて非常用炉心冷却装置(ECCS)が作動する事故を起こした。3号機は2004年、2次系配管が破損し、漏れた蒸気や高温水で11人の作業員が死傷する事故を起こした。2010年秋に1号機の40年超運転が認められた。

 ◇1号機 加圧水型軽水炉 出力34万kW 運転開始1970年11月28日
 ◇2号機 加圧水型軽水炉 出力50万kW 運転開始1972年7月25日
 ◇3号機 加圧水型軽水炉 出力82.6万kW 運転開始1976年12月1日

 

■大飯原発(関西電力) 福井県おおい町大島

ooi01福井県最大の原子力発電所。1、2号機は国内初の4ループプラントとして建設。原子炉格納容器は蒸気冷却の際に氷を用いるアイスコンデンサー型のため、容量が他と比較して小さい。3、4号機は国内の加圧水型軽水炉では最大出力。
 

 ◇1号機 加圧水型軽水炉 出力117.5万kW 運転開始1979年3月27日
 ◇2号機 加圧水型軽水炉 出力117.5万kW 運転開始1979年12月5日
 ◇3号機 加圧水型軽水炉 出力118万kW 運転開始1991年12月18日
 ◇4号機 加圧水型軽水炉 出力118万kW 運転開始1993年2月2日

 

■高浜原発(関西電力) 福井県高浜町田ノ浦

takahama01福井県で最も広い敷地面積を持つ発電所。1、2号機は国内初の3ループプラントで、3、4号機増設の際には全国に先駆けて公開ヒアリングを行った。1999年、福井県と地元の高浜町は、3、4号機でMOX燃料を装荷するプルサーマル計画を事前了解したが、燃料データ不正が発覚して宙に浮いた。2010年秋にMOX燃料を装荷し、国内4例目のプルサーマル発電を実施。

 ◇1号機 加圧水型軽水炉 出力82.6万kW 運転開始1974年11月14日
 ◇2号機 加圧水型軽水炉 出力82.6万kW 運転開始1974年11月14日
 ◇3号機 加圧水型軽水炉 出力87万kW 運転開始1985年1月17日
 ◇4号機 加圧水型軽水炉 出力87万kW 運転開始1985年6月5日

 

■もんじゅ(日本原子力研究開発機構) 福井県敦賀市白木

monju01国の核燃料サイクルの中核に位置付けられる高速増殖炉の原型炉。プラントの信頼性の実証と、ナトリウム取り扱い技術の確立を目指す。1994年に初臨界、翌年に初送電したが、試運転中の同年12月、2次系配管でナトリウム漏れ事故が発生した。ビデオ隠しなど事業者の閉鎖的な体質も強く批判された。

 ◇高速増殖炉 出力28万kW 試運転段階

 

■ふげん(日本原子力研究開発機構) 福井県敦賀市明神町

fugen

日本独自に技術開発を進めた重水を減速材として使用する新型転換炉の原型炉。世界で初めてプルトニウムを本格的に活用する原子炉であり、MOX燃料の世界最多の装荷実績を持つ。1979年に運転を始めたが、1995年に後継の実証炉の建設計画が中止となった影響で2003年に停止した。2008年から20年計画の廃炉作業に取り掛かっている。国内では茨城県の東海原発に続く廃炉作業で、水冷却系の原発では初めて。

 ◇新型転換炉 出力16.5万kW 廃炉作業中