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福井の福島原発事故被災者が結束 「FFFの会」設立、悩み共有

  • 2012年1月12日
  • 15:43
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食事会で、震災発生直後の状況や現在の生活ぶりなどを話す出席者=2012年1月11日、福井市北四ツ居2丁目のカフェ「あんのん」
食事会で、震災発生直後の状況や現在の生活ぶりなどを話す出席者=2012年1月11日、福井市北四ツ居2丁目のカフェ「あんのん」

 東日本大震災から10カ月を迎えた2012年1月11日、東京電力福島第1原発事故で福井県内に避難している福島県の被災者らが、ネットワーク組織「FFF(ふふふ)の会」を設立した。月1度のペースで会合を持ち、原発事故被害者特有の心の痛みや悩みを共有、今後本格化する東京電力への賠償請求に向け、情報交換や勉強会を行っていく。

 設立は福島県双葉町から坂井市丸岡町に避難している川崎葉子さん(61)が呼び掛けた。設立総会は福井市内で開かれ、18人が出席した。津波で自宅を流された宮城県石巻市の被災者1人も訪れた。

 代表に川崎さん、副代表に福島県南相馬市原町区から福井市に避難している善里(よしさと)里織さん(38)が就いた。会の名称は福島県と福井県、復興のアルファベットの頭文字「F」にちなんだ。今後の会合は2月は2日に開催し、3月以降は原則毎月第2土曜に開く。

 設立のあいさつで川崎さんは「震災から10カ月を迎え、あらためて原発事故の被害者としての意識を持たないといけない」と強調した。「賠償請求は個人では限界がある。弁護士の力を借りながら集団で交渉に当たるべきだ」とも述べた。

 その後の食事会で出席者たちは、これまでの状況や現在の生活ぶりなどを語り合った。震災直後は“情報過疎”に陥ったことやガソリンが手に入らなかったことなどを生々しく紹介。「帰りたくても、やはり放射線が怖い」「原発事故で転校を余儀なくされた子どもの気持ちを考えるとたまらない」「気持ちが持たない」などと現在の心境を涙ながらに話した。

 東電への賠償請求のほか▽子どもの心のケア▽公的支援打ち切り後の生活―などの課題も洗い出した。川崎さんは「一人で悩みを抱え込まず、みんなで同じベクトルに進むことが大切だと思う。仲間を増やしたい」と話している。


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