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安堵、笑顔なき3号機原子炉起動 緊迫の制御室「安全第一に作業」

  • 2016年1月30日
  • 07:47
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原子炉起動のレバーを操作する作業員(左)=29日午後5時、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発(代表撮影)
原子炉起動のレバーを操作する作業員(左)=29日午後5時、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発(代表撮影)

 「制御棒、引き抜き開始します」―。29日に関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)の原子炉の起動操作を行った原子炉補助建屋内の中央制御室。張り詰めた空気の中、運転員は計器の数値を指で差し、丁寧に一つ一つ確認しながら作業を進めた。起動から2分後、「高浜3号機、17時ちょうどに原子炉起動しました」とのアナウンスが高浜発電所内に響き渡り、約3年11カ月ぶりに原子炉は静かに動きだした。

 午後4時45分に、豊松秀己副社長、大塚茂樹所長のほか、県と高浜町の担当者が中央制御室へ。運転員12人を含め、50人が作業を見守った。

 県内では新規制基準の施行後初となる原発の再稼働作業だけに緊迫した雰囲気の中、運転員は中央制御盤の計器をチェック。起動予定時刻の5分前には、運転員が同制御盤から少し離れて待機し「高浜3号機、原子炉起動します」の所内放送を合図に配置についた。原子力規制庁の検査官3人が目を光らせる中、運転員が「制御棒引き抜き開始します」と黒いレバーを倒した。

 荒木敏一・第二発電室長が豊松副社長らに起動を報告。安堵や笑顔はなく、その後も作業は丁寧に続けられた。

 起動後に高浜町水明のプレスセンターで会見した原子力事業本部の宮田賢司副事業本部長は、「運転員は緊張感を持って、職務をこなしていた」と強調。その上で「当社、メーカーや協力会社など強化した監視体制の下、安全第一に作業を行っていく」と気を引き締めた。


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