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消費地から「NO」を 高浜再稼働 関係者に聞く(3)

  • 2016年1月29日
  • 07:54
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「電力消費地で活動を盛り上げるべき」と話す中嶌哲演氏=福井県小浜市
「電力消費地で活動を盛り上げるべき」と話す中嶌哲演氏=福井県小浜市

 原発反対県民会議の代表委員として福井県内の反原発活動をけん引する中嶌哲演氏は、東京電力福島第1原発事故を教訓とした安全対策を「新安全神話をつくったに過ぎない」と糾弾する。今後の反対活動については「電力消費地で活動が盛り上がらないといけない」と呼び掛ける。

 −関西電力高浜原発3号機が再稼働する。

 「福島事故が起こった後の再稼働は考えもしなかったし、考えたくもなかった。これまで若狭地方と同じような境遇だった福島県が、県を挙げて原発依存からの脱却を決め、国からの支援も受けている。福井は福島を教訓に、脱原発の決断をしなければならない。脱原発に向かい、国にアフターケアを求めるよう、県は政策を転換すべきだ」

 −国は新規制基準を定め、事故を教訓に一層の安全対策がなされているとする。

 「再稼働ありきという原子力ムラ、原子力行政の結論があって、新規制基準という新安全神話をつくっただけ。数十年以内に南海トラフ地震が起こるといわれる中、素人の素朴な『本当に大丈夫なのか』という疑問に、誰一人として答えていない」

 −反対活動は広がったものの、原発再稼働の流れは止まっていない。

 「本質を見つめ直す必要がある。本質からのずれを象徴しているのが、24日と27日の運動だ。高浜町で全国集会を開いたのは関西の団体、27日に大阪市で関電本店を包囲する活動を呼び掛けたのは福井の団体だった。(県外の人たちが)再稼働の現場で気勢を上げてくれるのはありがたいが、肝心の消費地での理解浸透から逃げているとも言える」

 ―今後の活動方針は。

 「都市が迷惑施設を田舎に押しつけ、膨大な電気と富を享受し、迷惑料を支払うという構図がある限り、何も変わらない。都会の人たちが立ち上がって、関電に『若狭の人たちを犠牲にしてまで電気はいらない』という声で運動を盛り上げ、迫らないと原発は止まらない。一方、福井は福井で、地元からノーの声を大きく上げることで、全国の人たちを励ます必要がある」


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