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高浜きょう再稼働、万一の避難不安 地元住民、活性化へ期待も

  • 2016年1月29日
  • 09:59
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29日夕、原子炉を起動する高浜原発3号機(左)=28日、福井県高浜町音海
29日夕、原子炉を起動する高浜原発3号機(左)=28日、福井県高浜町音海

 「お年寄りを避難させられるか不安」「(大都市は)電力を大量に消費している事実を忘れないで」―。関西電力高浜原発3号機の再稼働を翌日に控えた28日、福井県高浜町民からは、万が一の事故に備えて避難体制の強化を求める意見が聞かれた。4年前に再稼働を経験したおおい町では、恩恵を受ける大都市に原発への理解を促す声もあった。

 高浜町宮崎の旅館は、原発の長期停止前は宿泊客の約3割を原発関係者が占めていたが、今は空室が目立つ日もあるという。関係者からは、再稼働で活性化に弾みが付くとの期待が多く聞かれた。

 時岡明秀支配人(58)は「レジャーのシーズン外や平日にも利用してもらえる」と声を弾ませる。安全性については「子どものころから原発と共存してきた。新規制基準に基づく対策が十分に取られたはず」と信頼を寄せる。同町西三松、旅館業石橋昭子さん(81)も「原発が止まってから、作業員のお客さんが減って寂しくなった。親しくしていた人と早く会いたい」と話した。

 一方で、安全への不安や、電力消費地への不満を漏らす町民も。同町小和田、複合福祉施設の代表取締役山本勝則さん(61)は、お年寄りの利用者が多いだけに「万が一の時に、安全に避難させられるか不安だ。賛成、反対を抜きにして、町民が避難計画を議論する機会を行政がつくってほしい」と注文をつけた。

 2012年に大飯原発が再稼働した時には「電力消費地との温度差を感じた」という、おおい町名田庄小倉畑の中野英二さん(59)は「大都市は立地地域が送った電力を大量に消費している事実を忘れてはいけない」とくぎを刺した。

 半径30キロ圏内の京都府民からは、福島の事故を思い出すとの声が聞かれた。綾部市位田(いでん)町の専門学校生山本哲也さん(32)は「事故が起きたら、どうすればいいのか」と不安げな表情。舞鶴市溝尻町の会社員畠山有里さん(48)も「地図を見ると半径10キロ圏内にある。福島のような事故はないとは思うが、心配な面もある」とした上で、再稼働後は「万が一に備え、一人一人が避難について真剣に考えないといけない」と話した。


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