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関電「万全態勢で臨む」 高浜3号きょう再稼働 長期停止 独自に対策

  • 2016年1月29日
  • 10:06
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 「万全の態勢で原子炉の起動に臨む」。福井県の関西電力高浜原発3号機の再稼働を翌日に控えた28日、高浜発電所の高畠勇人・原子力安全統括は、福井県小浜市役所で行われた会見で強い自信を見せた。新規制基準への対応に加え、人員体制や機器の点検など、従来の定期検査にはない項目も実施してきただけに「できることは全てやった」と言い切った。


 3号機の起動は約3年11カ月ぶり。関電の原発で停止から再稼働までに要した期間の長さは、1976年の燃料棒破損発覚で約4年3カ月間停止した美浜1号機の事例に次ぐ。2月下旬の再稼働を目指す高浜4号機は約4年7カ月ぶりとなり、最長を更新する見込み。

 関電によると、3号機は2012年2月に停止して定期検査に入った後、新規制基準に基づき、津波対応の防潮堤や空冷式非常用発電装置の配備など、さまざまな安全対策を積み重ねた。独自の対策として、1次系配管の内側がさびないよう水を張った状態にしたり、海水ポンプを分解してパッキンを取り換えたりした。

 新規制基準の施行後、国内で初めて再稼働した九州電力川内(せんだい)1号機は起動後、復水器の配管から海水が流れ出るトラブルが起きた。これを受け関電は、復水器に不具合がないか迅速にチェックした。

 3、4号機の安全性を独自に検証した県原子力安全専門委員会も審議で、長期停止中の設備保管の在り方を指摘。県原子力安全対策課は28日の会見で「2次系配管や復水器、タービンなどを重点的に管理するよう求めた」とした。

 29日夕に予定する3号機の原子炉起動では、関電社員や協力会社など約700人が高浜発電所に入る。「起動後の不具合にもすぐに対応できる」ようにするため、メーカーの技術者らも待機させるなど“臨戦態勢”を敷く。高畠統括は「気を引き締めて作業に当たる」と決意を口にした。


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