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高浜、中間貯蔵施設の立地難航 再稼働で使用済み燃料増、関西電力

  • 2016年1月28日
  • 14:25
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関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=12日、福井県高浜町
関西電力高浜原発3号機(左)と4号機=12日、福井県高浜町

 関西電力は29日、高浜原発3号機(福井県高浜町)を再稼働させる。使用済み核燃料が増えることになり、高浜原発の場合、動かし続ければ7〜8年後に保管プールが満杯になる見通し。関電は搬出先として、福井県外で中間貯蔵施設を建設する計画だ。だが隣接する京都府が拒否するなど、立地のめどは立たない。

 「候補地となる考えはない」。昨年12月、京都府の山田啓二知事は関電の八木誠社長に、中間貯蔵施設の受け入れを認めない考えを強調した。

 八木社長は2014年の記者会見で、関電が所有する発電所内での建設検討を示唆。火力発電所や研究所を抱える舞鶴市や宮津市では、反発の声が上がっていた。八木社長は「地元の同意なしに進めることはない」とし、知事に両市では建設しない方針を示した。

 関電は20年ごろに候補地を決め、30年ごろに2千トン規模の施設を稼働させる計画。ただ、使用済み燃料からウランやプルトニウムを取り出す日本原燃の再処理工場(青森県六ケ所村)が数年以内に操業するのが前提だ。

 関電は高浜の4基のほか、美浜原発3号機、大飯原発1〜4号機の9基を所有。全て再稼働すれば、各原発内の保管プールは余裕がなくなる。再処理工場は完成が23回も延期され、工場が動かなければ、中間貯蔵施設の早期稼働が求められる事態になりかねない。

 関電は1998年にも、2010年までに中間貯蔵施設を稼働させるとした計画を公表。一時、和歌山県の御坊市議会が誘致を検討したものの、進展はない。福井県内でも美浜町が誘致の動きを見せたが、福井県は一貫して県外での立地を要求してきた。

 関電は特別チームを設け、関西の自治体などを対象に3千回以上、説明会を開いてきた。しかし関電幹部の中には「一生懸命やっているが簡単ではない。国と事業者が一体となり、自治体の理解を得ていくしかない」と、立地へのハードルの高さを嘆く声もある。(共同)


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