福井と沖縄、原発と基地のニュースサイト

吉田調書に学び絶えず改善 高浜再稼働~関係者に聞く(1)

  • 2016年1月28日
  • 10:45
  • Twitterでシェア0
  • Facebookでシェア0
  • Google+でシェア0
  • 0
「福島のような事故を起こさないとの固い決意で運営していく」とする大塚茂樹所長=13日、福井県高浜町の高浜原発
「福島のような事故を起こさないとの固い決意で運営していく」とする大塚茂樹所長=13日、福井県高浜町の高浜原発

 ■関西電力高浜発電所長 大塚茂樹氏

 原発の“安全神話”が崩れ去った東京電力福島第1原発事故から4年10カ月。関西電力高浜原発3号機(福井県高浜町)の再稼働を間近に控え、高浜発電所の大塚茂樹所長は「二度とあのような事故を起こしてはいけないという固い決意の下、発電所を運営していきたいと思っている」と決意を口にする。

 ―吉田調書を踏まえて、福島第1原発事故の教訓をどうとらえているか。

 「吉田調書にはさまざまな学びがあった。一番のポイントは電源、冷却手段がなくて苦労されたということ。そのほかにも、官邸と事業者の関係の在り方、中央制御室、事故対策本部、本店とのコミュニケーションのとり方の課題、資機材をどう確保しなければいけないかなどの教訓があったかなと思っている。吉田調書で示されていた問題点については、とれる限りの対応をとってきた」

 「もうここまでやったら大丈夫と思わず、絶えず改善し学ぶという姿勢が一番大事だ。万が一事故が起きたときにも、炉心や原子炉格納容器を守り、放射性物質を外部に出さない」

 ―「本当に原発は安全か」という疑問がある。

 「福島の事故を踏まえて、想定されうる事項に対しては最善を尽くしてきた。国の方で定められた安全規制にとどまることなく、われわれが必要だと思うことに対して最大限取り組んできている」

 ―どのような状況でも同じ対応がとれる態勢が整っているか。

 「人員面では365日24時間、70人を発電所構内に配置するシフトで、万が一に備えることにしている。事故が起きたら、周辺から最低限の48人の招集要員が6時間以内にやってくるとの想定のもとに、3、4号機で同時に災害が起きても対応ができる。この点は国の審査も受けた。昨年実績でも、1500回ほど90項目にわたる訓練を実施してきたので、習熟した上で作業員には当番に入ってもらっている。何かあればグループを編成して現場作業に当たる」

   ×  ×  ×

 高浜原発3号機は29日に、約3年11カ月ぶりに再稼働する。新規制基準後、福井県内原発では初の稼働となる。安全や万一の避難などについて、6回にわたって関係者に聞く。


基地 from 沖縄 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

原発 from 福井 カテゴリーニュース

基地 from 沖縄 カテゴリーニュース