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サザンDVDと越前和紙の関係 限定版の小冊子表紙に伝統の技

  • 2016年1月28日
  • 07:35
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表紙に越前和紙が使われている小冊子(手前)。葡萄の柄には伝統の透かしの技術が用いられている
表紙に越前和紙が使われている小冊子(手前)。葡萄の柄には伝統の透かしの技術が用いられている

 人気バンド、サザンオールスターズの最新DVD商品の小冊子表紙に越前和紙が使われている。福井県越前市内の製紙業者が産地伝統の透かしの技術を用い、高級感のある表紙に仕上げた。

 越前和紙を表紙に用いた小冊子が入っているのは、2015年のサザンの大規模ツアー「おいしい葡萄(ぶどう)の旅」を収録した「おいしい葡萄の旅ライブ―at DOME&日本武道館―」の限定版商品(DVD、ブルーレイとも税別1万500円)。

 小冊子は縦19センチ、横14センチで、各公演の会場や日程などが書かれており、作品の中で目録のような存在となっている。

 越前和紙の表紙には、作品タイトルに合わせ葡萄の柄がデザインされている。製作は山田兄弟(けいてい)製紙(越前市不老町)が担当。「二層漉(ず)き」と呼ばれる技法を使い、外側に白、内側に紫の紙を貼り合わせている。提供されたデザインのデータに基づき、白い紙に実やつるの形の透かしを入れた。

 透かしは越前伝統の技術で、紙幣や株券の用紙に使われてきた。今回の表紙に関しても職人の技が発揮された。

 越前和紙を企画製造販売する杉原商店(越前市不老町)によると、昨年9月、東京の印刷会社を介しサザンの音楽ソフトを販売するJVCケンウッド・ビクターエンタテインメントから問い合わせがあり、山田兄弟製紙を紹介。11月に同製紙で製造された。

 和紙を提案したビクターの担当者は「サザンのメンバーは日本の文化を重んじており、今回のツアーグッズも和が一つのコンセプト。ぜひ伝統文化の和紙を使いたいと考えた」と話す。この和紙は一度に大量生産できないため、外箱など商品の他のデザインが決まっていない中で、表紙の作製を先行させたという。

 杉原商店の杉原吉直社長は「越前には多くの奥深い技術があり、サザン作品への採用を契機に和紙を使ってみようという人がさらに出てくれるとうれしい」と話している。

 1月6日に発売された「おいしい葡萄の旅ライブ」は、オリコン週間ランキング(DVD総合)で初登場1位を獲得し、好調な売れ行きとなっている。


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