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高浜原発で事故対応訓練が終了 所長「再稼働工程は変更なし」

  • 2016年1月14日
  • 10:09
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使用済み燃料プールへの注水のため、倉庫から消防ホースなどを運び出す作業員=13日、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発
使用済み燃料プールへの注水のため、倉庫から消防ホースなどを運び出す作業員=13日、福井県高浜町田ノ浦の高浜原発

 関西電力は13日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の重大事故を想定した3日間の対応訓練を終えた。同原発の大塚茂樹所長は「大きな問題はなかった。今回の訓練で再稼働のスケジュールが変わることはない」と総括した。3号機は燃料の装荷や原子炉容器の組み立てを終えており、今月下旬の再稼働に向けた準備は最終盤に入る。

 訓練は新規制基準に合格した原発で再稼働前の実施が義務付けられており、原子力規制庁の保安検査官が立ち会った。規制庁の小山田巧・地域原子力規制総括調整官は福井新聞の取材に対し「現場の検査官から、大きな問題があったとは聞いていない」と述べた。

 11日の訓練は、午前9時に3、4号機が同時に原子炉の冷却機能を失い、燃料が溶け出す「炉心溶融」が起きたとの想定で直後の対応訓練だった。13日は、事故発生から16時間後との設定で、使用済み燃料プールに海水を注入する手順が4時間以内に行えるかを確認した。

 4号機のプールへの注水作業では、防護服と全面マスクに身を包んだ社員6人が機材倉庫からホース43本とポンプ7台を取り出し、トラックに積み込んだ。その後ホースを、海面より約32メートル高いプールまで全長約700メートルつないだ。

 訓練終了後、大塚所長は記者団の取材に「繰り返してきた訓練の成果を最大限発揮できた」と自信をのぞかせた。一方で「不合格ではないが、改善の余地はある」とも述べた。大きなトラブルはなかったものの、防護服が破れたまま作業を続けていたり、ヘルメットに取り付けたヘッドライトがずれやすかったりしたことを、改善点に挙げた。

 今後、3号機では格納容器の気密性確認検査や非常用ディーゼル発電機の機能検査などに移り、24日から原子炉起動に向けて1次系冷却水系統の温度や圧力の上昇などの準備に入る。関電は作業や検査が順調に進めば、28〜30日の原子炉起動を予定している。


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