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防護服姿で漂う緊張感、慎重作業 高浜原発の訓練、所要時間も計測

  • 2016年1月12日
  • 08:20
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高浜原発3、4号機での重大事故を想定して行われた訓練=11日、福井県高浜町田ノ浦
高浜原発3、4号機での重大事故を想定して行われた訓練=11日、福井県高浜町田ノ浦

 放射線防護服に身を包んだ作業員らが慎重に事故対応の準備に当たる―。11日に関西電力高浜原発(福井県高浜町)で始まった重大事故対応訓練は、原子力規制庁の保安検査官が立ち会い、作業手順や所要時間をチェックした。訓練の結果次第では3号機の再稼働工程に影響するだけに、現場は緊張感が漂った。

 訓練は高浜3、4号機で同時に災害が発生。全交流電源が喪失して、同日午前9時に1次冷却水配管が破断し、19分後に炉心溶融が始まるという「最も厳しいレベルの事故」(関電)を想定した。

 報道陣に公開されたのは、原子炉の冷却機能が失われた状況の中、代替ポンプで原子炉格納容器に注水し炉心を冷やす訓練。準備を8時間以内に完了させ、事故発生から12時間13分以内に注水を開始すると定めており、訓練では所要時間も計測した。

 3号機原子炉建屋東側にある高台(海抜32メートル)では、保安検査官たちが見つめる中、対応要員20人が準備。放射線量が上がっている想定のため、防護服と全面マスク姿で臨んだ。

 対応要員らは放水口付近から海水をくみ上げるホースを延長約700メートルにわたってつないだ後、高台で仮設の水槽を組み立てた。さらに代替ポンプも運び込み、電源車と接続し、格納容器に注水する建屋内の配管までホースを敷いた。

 対応要員らは時折、駆け足で準備作業したり、ジェスチャーを交え入念に手順を確認したりして、慎重に訓練に当たっていた。

 2日目の12日は格納容器の破損を防ぐシナリオを想定した訓練、最終日の13日は使用済み燃料プールへの注水準備などを行う。保安検査官はチェックした訓練内容を原子力規制委員会に報告する予定。


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