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行政への不信一転、安全性認める 高浜再稼働差し止め取り消し

  • 2015年12月25日
  • 09:46
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 高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止め仮処分を取り消した今回の福井地裁決定は、原子力規制委員会の新規制基準が「合理的である」と認めた。福島第1原発事故を受け、国が進めてきた安全対策に理解を示した形だ。新規制基準を「緩やかにすぎ、合理性に欠ける」と断じ、原発行政への不信をあらわにした4月の同地裁仮処分決定とは正反対の判断だった。

 争点は、基準地震動の妥当性、耐震安全性、使用済み核燃料プールの安全性など多岐にわたった。しかしいずれについても、新規制基準に適合するとした規制委の判断に「不合理な点はない」と言い切った。

 一方で、この日の決定は、新規制基準の合理性について「原子力事業者に対し、最新の科学的、技術的知見に基づく安全性の確保を求めること」「規制委が中立公正な立場で独立して審査する枠組みが機能すること」が前提だと強調。これに背く運用をすれば「合理性はその基礎を失う」と、推進側に警告を発した。

 「過酷事故が起こる可能性が全く否定されるものではない」とも指摘。「避難計画などを含め、より実行性のある対策を講じる努力を継続することは当然」だとした。

 高浜2基については再稼働へ向けた動きが本格化する。関電や国はもちろん、関係自治体に対しても、いわゆる「安全神話」に陥らない真摯な姿勢を厳しく求めた決定といえる。


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