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高浜町住民再稼働経済効果に期待 安全確保前提、避難には不安の声

  • 2015年12月23日
  • 10:00
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西川一誠知事が再稼働に同意した関西電力高浜原発3、4号機(11月25日撮影)
西川一誠知事が再稼働に同意した関西電力高浜原発3、4号機(11月25日撮影)

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を西川一誠知事が22日に同意したことについて、地元の高浜町内では経済効果への期待から、安全確保を大前提に支持する人が多かった。ただ同原発の近くでは、事故が万一起きた場合の避難に不安を抱くお年寄りもいた。

 高浜町内で魚介の仲買人をしている鯵本(あじもと)洋一郎さん(37)=小浜市=は「高浜は原発ありきで生活している人が多い。水揚げされた魚の風評被害なども心配していない」と理解を示した。会社員の細田直彦さん(32)=同町=も「補てんするものがなければ、原発は使えるうちは使った方が良いと思う。再稼働するといいと思っている町民が多いのでは」と述べた。

 高浜原発から30キロ圏内に位置するおおい町大島でも、知事の同意判断を支持する声が聞かれた。40年以上民宿を営んでいる子末(こすえ)とし子さん(68)は、顧客には原発作業員もいるといい、「原発とはずっと共存してきた。心配する人もいるが、前向きに考えていかなければ」と話した。

 複雑な思いを吐露する人もいた。介護士の八木瑞穂(みずほ)さん(40)=高浜町=は「施設の介護サービス利用者や、自分の小中学生の子ども4人のことを考えると、事故が起きないよう安全を優先させてほしい」とした上で「雇用問題を考えると(再稼働は)仕方ないと思う」とした。

 不安の声も聞かれた。「防災訓練で和田の漁港まで船で避難したことがあったけど、本当に事故が起きたときに訓練のようにできるのか」と話すのは、同原発の近くに住む無職の堂下絢子(あやこ)さん(75)。「車は運転できないし…」と漏らした。

 一方で、高浜原発から30キロ圏内の京都府舞鶴市では「同意してほしくなかった」との不満の声が多かった。同市の専門学校に通う盛本玲加(れいか)さん(19)は「(原発は)動かないでほしい。福島のような悲惨な事故が起きたら怖い」と訴えた。同じ専門学校に通う平井茉緒(まお)さん(19)も「西川知事や高浜町長は、本当に周りの意見を聞いて判断したのか」と批判していた。


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