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県専門委「想定外も対応求めた」 高浜3、4号安全対策独自に検証

  • 2015年12月20日
  • 08:28
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福井県専門医の報告書要旨
福井県専門医の報告書要旨

 「想定外は許されないが、想定外の事故に対してもハード、ソフト両面で対応できる対策を事業者に求めた」。福井県原子力安全専門委員会の中川英之委員長は、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の安全対策を独自に検証した視点について、こう説明した。

 特にチェックしたのは、事故時の対応要員の初動体制や、過酷事故時の対応能力の向上といったソフト対策。想定外の事故が起きた場合でも、持ち運びができる消防ポンプなど原発内に配備しているさまざまな資機材を使って、事故を制圧する能力を重視した。

 独自に関電に指示した安全対策も「規制委の基準とは違い、もっと現場に近い目線に立った」(中川委員長)と強調する。例えば、外部電源などを喪失した際に使う空冷式非常用発電装置で、中央制御室からの遠隔操作が失敗した場合でも、現場作業で動かせる手順を整備させた。

 発電所員の訓練や教育、事故時のマニュアルの整備も徹底を求め「(関電は)千回を超える訓練を繰り返し行っている」(中川委員長)ことが評価につながった。

 ただ、想定外のテロ対策については、事業者のみの対応では限界があるとし、報告書で「テロ全体の対応強化のためには国が積極的に関与することが重要」と指摘。規制委に関係省庁との連携を求めた。

 報告を受けた西川一誠知事は「規制委の考え方をみると、ハード対策に傾いている懸念もあるので、地元としてソフト対策をすることで最終的なカバーができる」とし、規制委と事業者に事故制圧体制をしっかり要請していくと強調した。


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