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高浜町長が3、4号再稼働に同意 知事に伝達、新基準で国内3例目 

  • 2015年12月4日
  • 07:52
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高浜原発3、4号機再稼働に同意したことを、西川一誠知事(手前左)に報告する野瀬豊町長(右)=3日午後6時ごろ、福井県庁
高浜原発3、4号機再稼働に同意したことを、西川一誠知事(手前左)に報告する野瀬豊町長(右)=3日午後6時ごろ、福井県庁

 福井県高浜町の野瀬豊町長は3日、定例町会本会議で、関西電力高浜原発3、4号機(高浜町)について「高浜町として再稼働を理解すると判断した」と述べ、同意を表明した。既に町会も3月に同意しており、立地町としての同意手続きは終えた。原発の新規制基準施行後、立地市町の同意判断は国内3例目。野瀬町長は同日、西川一誠知事に直接伝えた。

 今後、同意手続きは県に移る。西川知事は野瀬町長の意向や福井県議会の議論に加え、県原子力安全専門委員会の安全性の検証結果と、原発の重要性に対する国民理解の促進など政府に求めている5条件の回答を踏まえ、判断する考え。ただ、判断時期については言及していない。

 野瀬町長は本会議で「再稼働を判断するための条件に挙げていた内容はすべて確認させていただいた」と同意の理由を説明。県境をまたぐ広域避難計画は先月25日に作業部会での審議が終了し、関係府県などとの調整が整い次第、国の地域原子力防災協議会が開かれる予定とし、林幹雄経済産業相との面談では「政府としての原子力政策に関する意思をあらためて確認した」とした。

 その後、野瀬町長は県庁を訪れ、西川知事に同意を伝え「町の判断を一つの要素としてお含みいただき、これから県議会の判断、知事の判断の方でよろしくお願いしたい」と求めた。

 西川知事は「町の皆さんの考えが一番重要。十分承った」とした上で、立地地域の振興策や、避難計画を含む国の防災対策、使用済み燃料の中間貯蔵施設の問題のほか「40年超運転の問題、廃炉などさまざまな課題が県としてある」として、全体的な原子力政策に対する政府の対応を確認する考えを示した。

 一方、町長から同意の伝達を受けた県議会の仲倉典克議長は「(12月県議会が)開会中なので、町長の重い判断を十分踏まえ議会の審議を尽くしたい」と答えた。

 県議会は7日に経済産業省や原子力規制庁などの関係3省庁の担当者を呼び、全議員参加の説明会を開く。最大会派の自民党県政会は「町長の判断を受け止め、会派内で同意の意見集約を図っていく」(県政会幹部)方向で、議会最終日の17日に再稼働に関する決議を採決することも視野に入れる。

 2基は現在、再稼働前の最終手続きとなる原子力規制委員会の使用前検査が行われている。関電は3号機の工程で12月下旬に燃料装荷、来年1月下旬に再稼働する計画。ただ、運転差し止めを命じる福井地裁の仮処分決定を受けており、決定が覆らない限り再稼働できない。仮処分をめぐる異議審の審理は終結したが、地裁が決定を出す時期は明らかになっていない。


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