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「安全なら…」高浜町民支持示す 舞鶴市民は「京都の声も反映を」

  • 2015年12月4日
  • 08:01
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対岸から見た高浜原発3、4号機=3日、福井県高浜町音海
対岸から見た高浜原発3、4号機=3日、福井県高浜町音海

 「あくまで安全に運転することが前提だ」。関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)の再稼働について3日、高浜町の野瀬豊町長が同意したことについて、町民からは“条件”を付けた上で支持する声が相次いだ。一方、5キロ圏内の京都府舞鶴市民は事故への懸念を口にし、「京都の意見が反映されていない」と不満を訴えた。

 同町でガソリンスタンドを経営する田中康隆さん(59)=宮崎=は「原発は大手雇用の創出先。作業員が来ることで人口が増え、経済活動が活発になる」と経済面でのメリットを強調する。仕事で原発敷地内に立ち入った際には「ここまでするのか」と思うほどの安全対策を自分の目で確認した。「不安はない」と言い切る。

 2人の子どもを保育園に迎えに来ていた母親(43)=和田=は、「福島のようになったら…という思いはある。事故だけは起こさないで」とぽつり。それでも「高浜原発は、私が生まれたころからあるもの。これまでも大丈夫だった」と不安を打ち消すように話した。

 高浜3、4号機と海を挟んで向かい合う同町音海地区。「危険がないなら構わない」と話す主婦(55)=音海=は、同地区に住む原発作業員を気に掛けた。「早く仕事の無い状態を解決してあげてほしい。避難用のトンネルが造られ、万一の対策も取っている」と町長の判断を支持した。

 一方、同町と京都府境にある青葉山の山麓に位置する舞鶴市松尾地区の住民からは、同意が納得できない、という声が聞かれた。

 松尾寺の松尾象空(しょうくう)住職(56)は「事故なしで進んできた40年の安全神話は、福島の事故で崩れた」と指摘。隣接した地域ながら(立地並みの)国の補助がないことも訴え、「京都の意見も聞いた上で(町長は)判断すべきだ」と強い口調で非難した。同地区の谷義雄さん(74)マツエさん(71)夫妻も「なぜ私たちが危険な目に遭うのか。先のことを考えて、このタイミングで原発をやめるべきだ」と語気を強めた。


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