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もんじゅ視察し「立地の声聴く」 馳文科相、早期に有識者会合意向

  • 2015年12月3日
  • 09:12
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高速増殖炉もんじゅの原子炉上部を視察する馳文科相(中央)=2日、福井県敦賀市白木2丁目
高速増殖炉もんじゅの原子炉上部を視察する馳文科相(中央)=2日、福井県敦賀市白木2丁目

 馳浩文部科学相は2日、原子力規制委員会から運営主体を変更するよう勧告されている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県敦賀市)を視察した。新たな運営主体の検討に向け「立地自治体の率直な声もうかがいたい」と述べ、月内に立ち上げる有識者会合の中で、県や敦賀市の意見を聴くヒアリングの場を設ける考えを示した。

 勧告後、文科相がもんじゅを視察するのは初めて。原子炉上部や中央制御室を見て回り児玉敏雄機構理事長や青砥紀身(あおとかずみ)もんじゅ所長らから説明を受けた。現場の職員に引き続き緊張感を持って保守管理に当たるよう激励したという。

 視察に先立ち訪れた県庁では西川知事と面談した。馳氏は「所管している立場として非常に忸怩(じくじ)たる思い」と述べた上で、早急に有識者会合を設け「安全に運転する運営主体のあるべき姿について、規制委ともコミュニケーションを取りながらしっかり進めていきたい」と強調した。

 西川知事は「規制委もいろいろ課題があるが、勧告を前向きに受け止め、体制を立て直す絶好の機会だと思う」と話し、政府全体として、もんじゅの役割や体制を根本から再構築すべきだと指摘した。

 視察後は、敦賀市役所を訪問し渕上隆信市長と面談。渕上市長が「もんじゅの研究開発をぜひ進め、立地が矜持(きょうじ)を持ち続けられるよう国民理解推進にも取り組みを」と求め要請書を手渡したのに対し、馳氏は「核燃料サイクル事業を推進する方針はまったく変わらない。有識者会合の際には、受け入れ自治体側からも意見を聞きたいので協力を」と求めた。

 面談後、馳氏は記者団に対し「(もんじゅの安全に)地元が不安を持つのは当然。(有識者会合での)専門的な検討と同時に、知事や市長の話を聞いて、地元の声を率直にうかがう必要がある」と述べた。

 規制委は11月13日にもんじゅについて別の運営主体を見つけるよう馳文科相に勧告、半年後に回答するよう求めた。文科省は今月中ごろに有識者会合を開き運営主体を検討、来年夏前ごろに結論を出すとしている。


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