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高浜原発の再稼働延期、越年 関電が工程変更、3号1月下旬

  • 2015年11月26日
  • 09:08
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 関西電力は25日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働に向けた工程を見直し、これまで12月下旬としていた3号機の再稼働時期を来年1月下旬に延期すると発表した。再稼働前の最終手続きとなる原子力規制委員会の使用前検査に対し、関電の準備が遅れているため。4号機も1カ月強ほど遅らせ同日、規制委に工程変更を提出した。

 ただ2基は運転差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定を受けており、決定が覆らない限り法的に再稼働できない状態が続く。仮処分をめぐる異議審の審理は今月13日に終結したが、地裁が決定を出す日は明らかになっていない。

 3号機の使用前検査の工程変更は10月に続き2度目。当初は11月上旬に再稼働としていたが、4号機と共用になっている設備の工事計画の審査が遅れたため、12月下旬に延期していた。

 今回の工程変更は、3号機の燃料装荷前に行っている検査で、重大事故時に使う消防ポンプや電源車などに燃料を補給する設備を確認するための資料作成に時間を要し、1カ月ほど遅れることが理由としている。

 これに伴い、3号機の燃料装荷の時期は、11月中旬から12月下旬に変更。4号機は、燃料装荷を12月中旬から来年1月下旬に、再稼働を1月中旬から2月下旬に延期した。

 燃料装荷について、西川知事は「地元同意の後に実施される事柄」との認識を示しており、同意前の装荷は事実上不可能な状況。関電は今回の工程変更に、地元同意や異議審の地裁判断の時期を「織り込んでいない」としており、さらに延期を迫られる可能性もある。

 地元同意の手続きをめぐっては、野瀬豊高浜町長が今月20日に林幹雄経済産業相と面談し、12月1日に開会する定例町会で同意判断を表明する考えを示している。

 一方、西川一誠福井県知事は25日の定例記者会見で、2基の安全性を検証している県原子力安全専門委員会の審議がまとまっていない上に、前提条件として国に求めている原発の重要性に対する国民理解の促進も「国の考え方がまだ出ていない」として、判断時期に言及しなかった。


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