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欧州TV、福井県の遺跡でロケ 一乗谷、平泉寺勝山、4カ国放送へ

  • 2015年11月13日
  • 12:09
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番組の撮影で、一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を紹介する小野さん(右から2人目)、エッカウト教授(同4人目)ら=11日、福井市の同遺跡
番組の撮影で、一乗谷朝倉氏遺跡の魅力を紹介する小野さん(右から2人目)、エッカウト教授(同4人目)ら=11日、福井市の同遺跡

 欧州で教養番組を中心に放送する独仏共同テレビ局「ARTE(アルテ)」が世界各国の遺跡を紹介する番組に、日本で唯一、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡と福井県勝山市の白山平泉寺がロケ地に選ばれた。福井県ゆかりの考古学者らが出演し、10日から撮影が行われている。番組は同遺跡を中心に構成し独、仏、スイス、ベルギーで放送される予定で、関係者は「欧州に福井の中世の遺跡を発信できる貴重な機会」と話している。

 仏外務省から「仏国立日本研究センター」(東京)に出向している埋蔵文化財などの研究員、ロラン・ネスプルスさん(40)がロケ先に同遺跡を提案した。今年8月ごろ、番組制作会社から日本のロケ地について問い合わせを受け、2005年に研究で訪れた同遺跡が頭に浮かんだという。「同遺跡は面積が広く発掘も進んでいて、日本の中世の考古学はここから始まったといえる」と理由を説明する。

 ネスプルスさんは交流のある、県立一乗谷朝倉氏遺跡資料館の元職員で1972年から約15年間、同遺跡の発掘に携わった中世の考古学者、小野正敏さん(68)=千葉県=に相談。日仏中世の遺跡を研究する中島圭一・慶応大教授と3人で、白山平泉寺とともに紹介資料を作成し制作会社に提案した。10月中旬ごろ、撮影地に決まった。

 11日は同遺跡で、番組に出演する小野さん、中島教授、同資料館の文化財調査員2人、ベルギーのブリュッセル自由大のピーター・エッカウト教授の計5人が庭園の特色などを紹介するシーンが撮影された。ロケは13日まで行われ、12日は平泉寺を撮影した。

 小野さんは「朝倉氏遺跡は、建築、庭園など各分野が連携しながら50年近く、調査が続けられている。遺跡の情報量が非常に多い」と強調。「遺跡としての価値が海外のメディアに認められ、世界に発信できることは非常に喜ばしい」と話した。

 番組は26分で、復原町並や諏訪館跡庭園、周辺の西山光照寺跡、一乗谷朝倉氏遺跡資料館内などを紹介する。現在ブラジルやトルコなど約10カ国で撮影を終えている。番組は来年秋ごろから20日間連続で放送され、日本は8番目に紹介される。


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