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愛媛・伊方原発で最大規模訓練 1万5000人、船で九州避難

  • 2015年11月10日
  • 13:27
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避難訓練の住民らを乗せ、大分県へ向け出港する海上自衛隊の艦船=9日午前、愛媛県伊方町の三崎港(共同通信社ヘリから)
避難訓練の住民らを乗せ、大分県へ向け出港する海上自衛隊の艦船=9日午前、愛媛県伊方町の三崎港(共同通信社ヘリから)

 政府は8、9の両日、来春以降の再稼働が見込まれる四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)での過酷事故を想定した原子力総合防災訓練を実施した。住民約1万3千人に加え、内閣府や関係省庁、愛媛県、対岸の大分、山口両県など約100の機関から東京電力福島第1原発事故後、最大規模となる計約1万5千人が参加した。

 愛媛県の中村時広知事は9日、訓練参加後の記者会見で、県の避難計画が実行可能かどうかについて「これから検証する。第三者の検証や訓練参加者の意見を聞いた後でないと判断できない」と述べた。

 避難対応の向上が急務だが、中村知事は10月、訓練に先駆けて再稼働への同意を表明しており、住民の避難対策を後回しにしていると批判の声も上がりそうだ。

 伊方原発は細長い佐田岬半島の付け根にあり、事故時に半島の住民約5千人が孤立する恐れが指摘されている。訓練は政府が10月に了承した避難計画に基づき行われ、9日には、半島の住民約70人が海上自衛隊の艦船とフェリーで大分県に避難した。

 午前9時ごろ、住民たちが三崎港近くの体育館に集まり、保健所職員から甲状腺被ばくを防ぐ安定ヨウ素剤の使い方の説明を受けた。汚染検査後に順次、海自艦とフェリーに分乗し、最短距離で約14キロの大分県に向け出港した。港では陸上自衛隊の化学防護隊が除染テントを設営した。大分側に到着した住民たちは警察の白バイに先導されバスで市内の避難先施設に移動した。

 訓練は8日午前8時半に震度6強の地震が発生したとの想定でスタート。現地の対策拠点「オフサイトセンター」で国や自治体の担当者が情報収集に当たり、午後3時半すぎ、原子炉が冷却不能になったとして安倍晋三首相が官邸で原子力緊急事態を宣言した。


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